思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

【初心者向け】ブックオフせどりのコツまとめ

どうも、あびこです。

暇さえあれば最近はブックオフを覗きに行っています。

時給換算してしまうとあまり割に合わないかもしれませんが、今は経験値を稼ぐ段階と思いながらですので嫌になったりも特にないですね。

今回はどのような手順でブックオフでせどりをしたらよいかを書いてみます。

価格チェックアプリ「amacode」で商品を調べる。

Amacode - セラー専用リサーチツール

Amacode - セラー専用リサーチツール

  • Trust Effort, Inc.
  • ビジネス
  • 無料
まずは「amacode」をダウンロードしてください。
商品のバーコードを読み取り、どれくらいの値段で取り引きされているのかを調べます。
利益が出そうであれば仕入れましょう。


緑色の波線のギザギザが多い商品は頻繁に取り引きされているという印になっています。これはこの商品のランキングを表しています。売れる回数が多いほど上がり下がりが激しいです。売れてない商品は真っ直ぐな横線になっています。

値付けシールの種類を知る

ブックオフは仕入れ時期により値付けシールの色が異なります。

1〜3月 黒
4〜6月 緑
7〜9月 青
10〜12月 赤

今が2月なら黒の値付けシールが貼ってある本を調べていけばいいわけです。
緑や青の値付けならずっと売れ残っている本ですので調べる必要はありません。

ちなみに仕入れる本は、上記の画像のように数字だけが書いてある本を調べていきましょう。この値付けシールを一括管理と呼びます。

商品名入りの値付けシールはAmazon価格に合わせてありますので利益が出にくいです。商品名入りの値付けのことを単品管理と呼びます。この単品管理の上から一括管理のシールが貼られてある場合はかなりお得な値段になっている可能性が高いです。


最初に赤い棚とワゴン棚を見る


ブックオフで赤い棚を見たことはないでしょうか?
あれはまだ仕入れたばかりで売り棚に並べる前の段階の本です。
そこにはかなり値付けが甘い本が混じっている可能性がありますのでチェックしましょう。
自分もここで見つけた本が100円で買ったら1000円を超えて売れたりしました。
セールのワゴン棚もオススメです。
高利益を出せる本が混じっていることが多いです。
少し痛みや汚れがあるなどで状態が悪いと判断された本が置いてあったりするのですが、それが高額で取り引きされている本の場合があります。
早い者勝ちですので、誰かに取られる前にチェックしておきましょう。

100〜200円棚をチェック

まずは「安く仕入れて高く売る」を実践するために、100〜200円の棚から見ていきましょう。
送料や手数料などを引いても数百円の利益を出せる本が何冊か見つかるかと思います。
どれだけ利益が出そうでも、あまりにも状態が悪い商品は仕入れをやめておきましょう。
また、数ヶ月単位でランキングが上下していない商品についても在庫を抱え続けることになりかねないので避けてしまってもいいです。

見るべき本のポイントとしては
定価の高い本
専門書(医療 哲学 心理学 育児 語学系など)
商品コードが付いてない古い本
などです。

児童書 絵本をチェック

児童書や絵本にもレアなやつは混じっています。児童書は比較的に値付けが甘い店舗が多いかなと感じます。
100円で置いてあるなかに良書が混じっていますので調べていきましょう。
子連れの母親や子どもたちに並んで値段を調べるハメになりますが…(笑)

何も見つからなかったら他の店舗へ

何も良い商品か見つからない場合は粘り過ぎない方がいいかなと思います。
切り上げて別の店舗へ行きましょう。
お店ごとに品揃えが全然違いますので一店舗だけにこだわり続けるのは完全に非効率です。

とりあえず回数を重ねましょう

行動せずにネットで情報だけを集め続けていてもダメです。
実際に店舗へ出向いて、ひとつでも多く本を調べいくべきです。
実践でしかスキルは身につきません。
とにかく訓練あるのみです。


慣れていけばいくほどにせどりのコツが自分のなかで分かっていく感覚がありますので、「習うよりも慣れろ」です。それしかないですね。

せどりを始めてみたので、ブックオフを10店舗まわってみた。

どうも、あびこです。

最近ブログ更新をサボってました。
ネタがなかったわけではないのですが、いまいち気分が乗らなくて…。
まあそんな時期もありますね。
人間は気持ちにムラがある生き物ですからね(笑)

近頃、せどりに興味がありまして、せどり関連のブログやツイッターを頻繁に眺めていました。
以前からメルカリで不用品を売ることはしていましたが、せどりって面白そうだなと思い少し始めてみることに。


情報を集めるだけでなく実際に行動してみるかなと思い、ブックオフを10店舗廻ってみました。


ブックオフせどりのコツも書いてみました。



本は仕入れ値が安い

ブックオフで実際に古本を仕入れてみて思ったのは、本はすごいローリスクだなということ。とにかく敷居が低いですね。
108円から始められるわけですから。
それに仮に売れなくても、読んで楽しめばいいわけですし。

店舗によって値段はバラバラ

ブックオフなんてどこに行っても同じ価格設定だろうと思っていたのですが、驚くほどに値段がお店ごとに違います。
これは何店舗も行かなきゃ分からないことだなと思いました。
2~3店舗だけ行ってブックオフではせどりは無理だなとか判断していたらダメですね、ほんと。

店舗によって品揃えもバラバラ

児童書コーナーに力を入れている店
雑誌が豊富にある店
学術書がそろっている店
ゲーム類が充実している店
と、ほんとにバラエティに富んでいます。
お店ごとにカラーがありますし、仕入れやすいジャンルも違います。
10店舗廻ってみるとその違いがよく分かりました。

行くなら中型店以上

売り場面積が広ければ広いほどにターゲットが増えるのは当然の話といえばそうですよね。小さな店舗に行っても正直なところ目ぼしい品を見つけることはあまり出来ませんでした。
やはり大量に仕入れてどんどん売りさばいていっている店に行くべきです。
商品の回転数が高い店舗ほど良い品に巡り逢える確率が高い気がしましたね。

100円棚にお宝はある

100円棚なんか見ても売れる本なんか見つかる訳ないんじゃないの?と思っていましたが、探してみると案外いけますよ。
バンバン見つかるわけではないですが、なんでこんな良い本が置いてあるの?という感じのモノもあります。

せどらーがいる店舗は仕入れ向け

仕入れ出来そうだなと思った店舗には必ずせどらーがいました。誰でも考えることは同じなのですね。
というわけで、せどらーぽい人を見かけたらその店舗に何回か通ってみると良い品に出会える確率も上がるのではないでしょうか。その分、ライバルも多いということにはなりますが…。

読書好きなら始めやすそう

本を読むことが好きな人は古本のせどりに向いていると思います。
世の中にはこんな本があるのかと知るキッカケになりますし、ブックオフの店舗ごとに雰囲気も商品も全然変わりますので、それを見るのも楽しいです。
また仕入れた本を読んで楽しめますし。

お金はあまり掛からないですしローリスクなので気軽に始めてみてはどうでしょうか?
良い暇つぶしになりますよ。
結構歩くことになるので、運動にもなりますしね(笑)

オープンワールドゲームを探索することの出来る人は現実世界も楽しめる。

どうも、あびこです。

オープンワールドゲームの楽しみ方について。

ぼくはひどくシンプルな思考しかできないので、せっかくのオープンワールドゲームでも最初から目的だけを達成することしか考えてないです。
なので、すぐにゴールを一直線に目指す。

それに反して、妻はわりと探索メイン。
その世界観を、マップ全体を、そして仕掛けを楽しむほうに傾いている。
すぐにゲームクリアすることを考えるのでなく、旅をするかのように歩き回ってゲーム内を過ごす。

なるほど。
ゲームの楽しみ方ひとつで、その人の生き方そのものが反映されているななどと考えてしまいました。

探究心の差

まず思うのは、探究心が旺盛かどうかということ。
そんなことは意味ないからと切り捨てたり、そのことに時間を割くべきでなく優先順位の高いものから順に実行していくべきだ、との機械的な思考は、探究心への悪影響があるのではと感じた。
いかに早く終わらせるか、無駄を省くか、などの時短法ばかりにぼくは目が行きがち。それでは本当の意味や価値、そして美しさに気付くこともなく過ぎ去ってしまう。

急ぐことで見失うもの

過程を楽しむことなく結果さえ手に入ればいい。得られる最終的なリターンだけを求めて、間の面倒な行程はすべて飛ばしてしまいたいとの考え方はとても現代的だと感じる。
本や映画といったコンテンツを消費する際にも自分で実際に読んだり観たりしたうえで考察を深めるのでなく、ネット上に無数あるレビューを読むのみで理解したつもりになる。人が考えた結果を自分の見解とする。
食事にしても、食べログを始めとしたレビューサイトの評のみであの店は不味いだの美味しいだのと決めてしまう。1度も実際に店舗へと足を運んでみることもせずに。
自分だと思い込んでいるものは、すべて人の意見や感想でしかないことを忘れてしまっている。
失敗をしたくないハズレを引きたくない、無為な時間を過ごしたくないとの効率重視の姿勢の結末だと言えます。

ゲーム内という限られたシステムのなかでの自由を堪能

ゲームシステムはプログラムされたものであり、オープンワールドとはいえ限られたモーション、イベント内での自由でしかありません。現実世界に比べれば圧倒的に狭い空間です。空を飛ぶことや魔法を使うなど、逆にリアルでは不可能なこともできる空間ではありますが。
そのなかで最大限にどう遊べるか愉しみを発見していくことができるか、その力量は現実世界でも有効なのではと思います。

どの場においても、世界の美しさ面白さ、
深さを追求できる人は強いと感じます。
その手の人になるには、想像力であったりユーモアのセンスも必要かなと思いますね。

教祖になるには? 教祖になるために必要なポイントを考えてみました。

どうも、あびこです。

 

最近、教祖になってみたいなという訳のわからない願望があります。


といっても教団を立ち上げるとか、宗教施設を作るといったことは実にハードルが高そうですし、そのやりくちも分からないのでとりあえず教祖になるためには何が必要なのかなとか考えてみることにしました。

 

教祖になるために必要なことはなんだろうという話です。

 

f:id:abitarou:20190126141329p:plain

 絶対的な自信

まずは、絶対的な自信は必要かなと思いますね。

自信のない人に誰が付いていきたいと感じますでしょうか。

間違っていても正しくても、どちらでもいい。

まずは、ゆるぎない自信をもっていることが大事だと思います。

 

行動を積み重ねる

自信があるのなら、次に必要なのは態度で示すということ。

目に見えるものを用意するべきです。

目に見える自信とは、行動力の高さではないでしょうか。

いつまでも口先だけでは信者の信頼を得ることは難しいと思います。

実際に自分が動いてみせることで、信者は付いてくるのではないでしょうかね。

分からない・知らないことは素直に認める

知らないことは、知らないと認めてしまっていいのではと思います。

教祖は別に神様でなく信者と同じく人ですので、全知全能になる必要はないのです。

むしろ信者の一人ひとりと知を共有し、集合知として活動したらよいと思います。

なので、自分が分からないことや知らないことは素直に認めてしまい、信者から習えばいいんじゃないでしょうか。

そのほうが信者にとって遠い存在にならずに済むと思いますね。


幅広いジャンルに興味を持つ

幅広いジャンルに対して興味を持つことは大切かなと思います。

人を導くのなら信者がまったく知らない価値を提供するべきですからね。

これまでになかった価値観や見方を与えて、視野を広げる手伝いをすることで、ハッピーにさせてあげることができます。

人がしないことをする

教祖はアナーキストであるべきです。

普通にいい子では、埋もれてしまいます。

なので、反社会的行動をするべきですね。

といっても犯罪行為をしろと言っているわけではないですし、社会規範から大きくハズレたことをするべきでもありません。

自分の意見や感想を述べられるようにする

正しくなくてもいいので、自分はこう思う、こう考えている、という意見や見解を述べられるようにするべきです。

どう思うか尋ねられたときに、「うーん」と悩んでいてばかりでは人を導くことなんて出来ませんからね。

ぶっ飛んだことや気の利いたことを言わなければとプレッシャーを感じてしまう必要はありませんので、気軽に発言していきましょう。

短く強い言葉を使う

キャッチコピーのような短くて印象に残るフレーズを自在に操れるようになることは大切です。一言ひとことの力が強くなりますので相手に印象づけることができます。

偉人の格言や名言を知っておくと便利かと思いますね。

ダラダラと要領をえない話をする人よりも、短く言い切ってくれるほうが聞く方も真実っぽく聞こえるものです。

正しいかどうかでなくて、強く導いてくれる人のほうに魅力を感じてしまうものかなと思います。

他を否定しない

自分の教え以外はすべて否定してしまうってのは間違いです。

それでは人は付いてきませんね。

そのままでもいいのですよと現状を肯定することで救いを与えるべきです。

変わらなくてもいい、今のままの自分でも失敗ではないのだと助けを差し伸べるのです。

弱者への救済

社会的な弱者や障害など身体的な弱者を救うことが教祖には求められます。

すでに満ち足りている相手を助ける必要はありません。

世間から爪弾きにされて居場所がない人、周囲にとけこむことが出来ない人、劣等感を抱いている人。そのような弱き者に新たな幸せの価値基準を与えることが大切です。

実は困っているのだとの気付きを与える

自分は幸せに決まっている、現状に満足している。

だけど、なにか本当の幸福に出会えてない気がする。

完全なる幸福というものはなく、富めば富むほどに上を目指したくなるもの。

どんなに幸せでも、このような心情を持っている人がほとんどだとは思います。そのようなタイプの相手には、実は困っていることがあるのだという気付きを与えるべきです。この発想でいけば、まさにミニマリズムとは宗教のようなものはないでしょうか。

物質社会・大量消費社会に対して、モノを多く持つことで実は不幸になっている、最小限の荷物で暮らすことで本当の自分を見出すことができるのだと教えたのですから。

他との差別化

他との差別化は大切です。

その教祖に従うこと教えを請うことで、見える世界があるのだと思わせることは必須ですね。でなければ、どこでもよくなってしまいます。

ここでやはり手っ取り早いのは、具体的な利益じゃないでしょうかね。

お金が増えた、友達が増えた、家族が仲良くなった、元気が出た。毎日が楽しくなった。と、分かりやすいものを提示するべきです。

徳を積むとか、魂を高次元に運ぶための努力だとか、そういう目に見えないものや一言で伝えられない感覚的な表現は伝達が難しいです。そのレベルにまで達した教えを与えるにはまずは、分かりやすい入り口を用意しなければなりませんね。

救いのなかにいると思わせる

 最後に、救いのなかにいると思わせるということ。

今本当に、自分は幸せになれているのか?本当は騙されているのではないか?など、迷いを発生させてしまっては、信者に信仰をしてもらい続けることが難しくなります。

その葛藤に人は常に悩まされながら生きることが、人生だと言ってしまえばそれまでなのですが。

それでもなお、自分は幸せに違いないと感じさせるべきですね。

 

おわり

ぼくは人を騙そうだとか、操ろうとかは思ったことはありません。

どうせ生きていくなら楽をしたい、嫌な目に会いたくない、頑張りたくないと考えています。余計な努力は極力減らして、肉体的精神的な苦痛を取り払っていきたいなと考えています。いわば、その研究をずっと続けているような人生を過ごしています。

なので、その幸福の追求についての仲間がいれば面白いんじゃないかなみたいな感じですね。

 

ちなみにここまでのことは自分が考えてきたことですが、参考図書として『完全教祖マニュアル (ちくま新書)』を読みました。世界の宗教を読み解き、どのようなロジックで人を導いてきたのかが解説してあり、宗教学の名著とも呼べる本なのではと感じました。ぜひ、この本を読んでみることはオススメしますよ。

 

 

 

【映画】『ロリータ』(1997年) 禁断の恋をした中年男の悲劇【レビュー】

どうも、あびこです。

 

映画『ロリータ』を鑑賞しました。

 

 豊かな才能に恵まれ、そのスマートな魅力でいつも女性の憧れの的である、大学教授のハンバード。異国の地アメリカに渡った彼は、下宿先としてある未亡人の家を選んだ。部屋に荷物を下ろし、ふと庭を眺めた彼は、12歳の娘、ロリータに姿に釘付けとなってしまう。そんな彼の気持ちを知ってか知らずか、やがてロリータは彼を挑発しはじめるが...。

 

 

ウラジーミル・ナボコフによる小説『ロリータ』の映像化作品です。

この『ロリータ』が、ロリータコンプレックスといういわゆるロリコンの語源となっています。

有名過ぎる小説だったので読もうと思っていたのですが、映画のほうを先に観ました。

 

感想を書きます。

 

幼い相手に振り回されることの悦び

とにかくロリータはわがままし放題です。まだ12歳という幼年ではありますが、子どもが大人を困らせる普通のイタズラなどでなく、どこか官能的といいますか挑発的な行動がかなりあります。

相手が自分のことをかなり好いていると見越したうえでの言動といった感じですね。

そして、主人公ハンバードはどんどんロリータの魅力にはまっていきます。

常に振り回されながらも、その困惑のなかに悦びを見いだしていることが分かります。

自分を好きでいてくれないことへの葛藤

ただワガママなだけならいいのですが、ロリータは自分の心に忠実であり、また、いつも何を考えているのか分からない不思議な子です。

ハンバードは推定年齢42歳くらいで、ロリータは12歳。少なくとも30歳は離れています。その年の差で相手に自分のことを恋の対象として見てもらい続けるのには無理があるに決まっています。それでもどうにか自分ことをずっと好きでいてもらいたい、ずっと側にいてほしいと思い、ロリータへの束縛がきつくなっていきます。

常に失うことへの恐怖にかられる

ロリータは物語の後半で、とある劇作家の中年男に連れ去られてしまいます。

実はロリータはこの劇作家と恋仲にあり、影で密会を重ねていたのです。

常にロリータを失うことに怯えて暮らしていたのですが、それが現実となるのです。

ハンバードにとってロリータは人生そのものでした。生きる意味をうしなったといってもいいほどに失意の底に落とされてしまうのでした。

手に入れられなくても愛を消すことはできなかった

ロリータが失踪してから3年後に、ロリータから1通の手紙が届きます。

その手紙をきっかけに再会を果たすことができるのですが、そこで出会ったロリータはかつての輝きを完全に失い、魅力がもうありませんでした。ですが、それでもロリータを愛している自分にハンバードは気付きます。

もう一度やり直そうとロリータを誘うのですが、ロリータはすでに結婚をし子どもを身ごもっていました。劇作家でなく、とある青年と夫婦になっていたのです。

そして、ロリータを失うきっかけをつくった劇作家への復讐の炎がハンバードのなかで燃え上がります。

拳銃を片手に、劇作家の自宅を訪ね、息の根を止めることに成功。

ロリータを失った事実は変えることもできず、また、その悲しみを癒やすことにもならないのを分かったうえでも、劇作家を憎んでいたのでした。

それほどにロリータへの愛は深かったのです。

愛すべきでない相手を愛してしまったがゆえの悲劇

ハンバードが12歳という幼い子に本気の恋をしてしまった。

そしてロリータは身近にいた自分に恋心を抱いている歳上の魅力的な男に少し興味を持って近づいてしまった。

たったこれだけのことだったはずが、2人に悲劇の運命を辿らせてしまった。

 

ハンバードは罪深かったのだろうか?

僕にはそれがわかりません。

人を愛することへ純粋すぎただけなのではと思います。

実はハンバードは少年時代に年下の14歳の女の子アナベルと付き合ってた時期があります。ですが、その4ヶ月後にアナベルは亡くなってしまいました。

そして、そのアナベルの面影をロリータに見出していました。

その失った愛を再び実現しようと、心を動かされてしまったがゆえに招いた物語だったのです。

 

文学的な作品でした

『ロリータ』は、さすが世界文学の最高傑作とまで言われた小説の映像化作品という感じがありました。大変文学的な内容であり、観た後には、様々な想いを巡らせたくなる出来栄えでした。

ちなみに、1962年に スタンリー・キューブリック監督が撮影した『ロリータ』が映像化の第一弾です。1997年版は2度目の映像化作品なのです。キューブリック監督の『ロリータ』は、当時の検閲の規制により堪能的な振る舞いの表現は許されず、原作とはまったく異なった人格の少女として登場しています。原作の小説に忠実な『ロリータ』は、今回のぼくが鑑賞した1997年度制作のほうです。つぎは、キューブリック監督のほうの『ロリータ』も鑑賞してみようかと思います。

 

以上、『ロリータ』(1997年)を観た感想でした。

 

 


Lolita 1997 Dolores Haze

 

インプットばかりでアウトプットをしない人はダメかなと思う。

どうも、あびこです。

 

インプットとアウトプット、どっちが大事なんだろうという話を考えてみました。

f:id:abitarou:20190124095432j:plain

 

まあ、ぶっちゃけどちらも平等に大切なことは間違いないのですが、インプットだけに偏りすぎている人が多いなと思うので書いてみることにしました。

 

 

まずはインプットという思い込み

何かを始めるにあたり、まずは教材を揃えてからとかスクールに通ってからとか、お勉強から入る人って多いですよね。

これは時間の無駄なんじゃないかなと思います。

それよりも、今自分ができることの範囲でとりあえず挑戦してみるのが大切なのではと感じます。

失敗を恐れているのかもしれないですし、実践に移ることが怖いのかもしれません。

勉強は逃げくらいに思っています。

 

アウトプットしないと不足が分からない

自分の弱点はなにか、なにが足りていないのか。

これを明確にするためには、まずはアウトプットをするべきなのですよね。

アウトプットをしない限りは、自分の現在の能力値が分かりません。

情報量が本当は足りていないのか、それとも十分過ぎるくらいに実は集まっていたのか。

その判断を下すためにも、早くアウトプットに移行しましょう。

とりあえず情報量を増やして情報整理してさえいれば、アイデアがぱっと浮かんでくるとか急激に頭が良くなるとか、そんなことはありえないですね。

アウトプットは練習が必要

最初からうまく出来る人はいません。何回も、何百回も、何千回もと繰り返していくなかで見えてくる世界があります。そこに到達するためにはとにかく数をこなすしかないんですよ。数を増やすことを避けて通ることはできません。

効率性ばかりを追い求めようとしていては、いつまでも何の成長もえることができませんよ。

継続することに価値がある

何ごともすぐには上達しないものなので、続けることの価値はとても高いです。

全然興味がもてなかったり、嫌々ながら続ける必要までもはありませんが、好きなら続けていったほうがいいですよ。

 

 

情報の集め方にこだわりすぎない

どうやってアウトプットしようかと考える人って少ないですね。

何かいい情報はない?とか、楽をしてインプットすることだけを考える人は多くいますが。

とにかく何かしら発信していかないと自分のレベルも分からないし、なにを必要としているかも分かりません。高額なセミナーに通ったりサロンに加入してお金を絞り取られるよりもまずは自分で行動するべきでしょう。そして、本当に必要だと思ったときに、情報にお金を払えばいいのではないでしょうか。

どんなことからでも学べる人は学べますし、何も学べない人は何をしていても学んでいません。

 

 

 

ちょっと変わった映画12作品を紹介しますよ<<ランキング形式>>

どうも、あびこです。

ぼくは映画を観ることが趣味なので、暇なときには家に引きこもってパソコンで何かしら観ています。

今回は、「ちょっと変わっているな」とか、「なんだか不思議な映画だな」とか思ったものを紹介したいと思います。普通なモノをおすすめしても面白くないですからね。

 

12位 マッド・ファット・ワイフ 

マッド・ファット・ワイフ スペシャル・エディション [DVD]

マッド・ファット・ワイフ スペシャル・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • 発売日: 2009/04/10
  • メディア: DVD
  • 購入: 1人 クリック: 2回
  • この商品を含むブログを見る
 

 孤児院で育った気弱で人の良い主人公が、高圧的な鬼嫁たちに翻弄されながらも初恋の女性と再会したことを機に苦難に立ち向かう奮闘ぶりを描いたドタバタ・コメディ。

ずいぶんと無茶苦茶な内容ですし鬼嫁がマジでヤバいやつなのですが、押し切られて結婚してしまった人とかだと多少は共感できる内容なんじゃないかなと思いました。

鬼嫁役もエディーマーフィーがしています。エディーマーフィーは1つの作品のなかで何役も演じるのが好きですよね。最後は意外とハッピーエンドですし、わりと楽しめる映画だとは思います。

 

11位 ゾンビスクール!

ゾンビスクール!(吹替版)

ゾンビスクール!(吹替版)

 

 給食で出されたチキンナゲットを食べた女生徒がゾンビと化してしまう。彼女に襲われたほかの生徒もゾンビとなり、校内は一気に阿鼻(あび)叫喚の地獄と化す。

学校の先生たちが観るとスッキリするんだろうなーという作品でした。

ゾンビ化したクソガキ生徒たちをボコボコにしていきますので。

最後は「え、ここで終わるの!?」という感じなのですが、設定はそこまで悪くないんじゃないですかね。主演のイライジャ・ウッドが監修も務めたそうで、話題性は高い作品ですね。

 

10位 ソーセージ・パーティー

人間に買われることを夢見るスーパーマーケットの食材たちが、自分たちを待ち受ける運命を知ったことで決死の逃走劇を繰り広げるコメディーアニメ。

 とにかくめちゃめちゃ下品です(笑)

これでもかというくらいにシモネタがバンバン出てくる。

最後に食材たちが人間たちに勝ち、パーティーシーンがあるのですが衝撃的な映像です。可愛らしいキャラクターなので子どもと一緒に観てしまいそうになりますが、子どもにトラウマを植え付けることになりますのでお気をつけください。

9位 主人公は僕だった

主人公は僕だった (字幕版)

主人公は僕だった (字幕版)

 

ある日、歯を磨いていると知らない女性の声がどこからか聞こえてくる。その声はどこにいても何をしていても聞こえるようになる。実はいつの間にか自分は小説の主人公になっていて、そのナレーションが頭のなかに響いてくるようになっていたのだ。

その小説の主人公は事故で亡くなるというラストを迎えるという事実を知り、どうにかして作家にラストを変えてもらおうとする。果たして予期せぬ死を免れることはできるのか?

 

コメディですけど、この映画の主人公にとってはホラー以外の何物でもないですね。

いつの間にか自分の人生が他人に操られていて、そして、ラストまでもが人の手に委ねられているというのは恐ろしいです。非現実的な話ですけど、リアリティあふれる作品です。

 

8位 俺たちフィギュアスケーター

 ライバル同士だった男子フィギュアスケート選手が、男同士でペアを組むことになる爆笑コメディ。

実にくだらない内容なのですが、テンポがよく、子どもからお年寄りまで安心して観ることができるコメディ映画でした。

 

7位 ロブスター

ロブスター(字幕版)

ロブスター(字幕版)

 

 独身者であれば身柄を確保され、とあるホテルへと送られる世界。そこでパートナーを45日以内に見つけなければ、自身が選んだ動物に姿を変えられて森に放たれてしまう。

独身が罪の扱いの世界は異常と思われますが実社会とさほど違いはないんじゃないですかね。法的措置がないだけのことで、まだまだ、結婚しないことやパートナーを持たないことへのプレッシャーはあるなと感じます。ずいぶんと緩和されてきましたが。運命の人を見つけることが本当に幸せなのか?ラストを観れば、その疑問がある意味で核心に変わるかもしれませんね。

 

6位 ゾンビーバー

ゾンビーバー (字幕版)

ゾンビーバー (字幕版)

 

避暑地に遊びに来たバカな若者たちが、ゾンビ化したビーバーに襲われていくというパニックホラー作品。ジャンルとしては一応はホラーに入るのかと思いますが、まあコメディですね。制作陣が、お馬鹿コメディとして有名な『ハングオーバー』シリーズのチームですから。明らかにぬいぐるみ感丸出しのゾンビーバー軍団が、怖いというよりカワイイです。思いの外、グロかったりもしますのでちょっと驚くシーンもあるかとは思いますが。面白いですよ。

 

5位 あるメイドの密かな欲望

 20世紀初頭のフランス。パリからプロヴァンスへやって来た美貌のメイド、セレスティーヌは、ランレール家で小間使いとして働き始める。すぐに悪評の高い好色な主人から激しく求愛されるが毅然とした態度でそれを拒む。しかしそれが原因で厳格な女主人と対立するようになり、いじめのような理不尽な仕打ちを受けるようになっていく。

実に淡々としたストーリーで、映画の中の物語というよりもドキュメンタリーでも観ているような感覚になる作品でした。逆にそれがくせになるといいますか、静かに流れていく映像に引き込まれ、あっという間に最後まで観てしまった映画でしたね。

主演のレア・セドゥが美しかったです。

 

4位 アバウト・シュミット

 ジャック・ニコルソンといえばアクが強い役者で、ホラー映画『シャイニング』での怪演を思い出してしまいます。

ですが、もう本作ではただのおじいちゃんという感じに。

定年後に自分は何をしたらいいのか見失った老年者の悲しみみたいなものがうまく表現されています。唐突に妻には先立たれ、娘には邪険に扱われ、亡くなった妻が生前に自分の友人と浮気をしていた事実を知ったり…と不幸の連続。

自分は定年後に何をしたらいいのだろうか、と考えさせられる作品です。

 

3位 タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら 

 別荘を買って森のなかで楽しい休暇を過ごす予定が、大学生集団に間違って殺人鬼と思われてしまうタッカーとデイル。やられる前にやってやる!と、大学生集団になぜか命を狙われることに。でも、大学生たちはアホだからどんどん自分たちで勝手に死んでいってしまう。何もしてないのに。本当に史上最悪にツイてない奴らです。

2位 武器人間 

武器人間(字幕版)

武器人間(字幕版)

 

 スプラッターホラー作品。閲覧注意です。

ナチスドイツを題材にした、異色のアクションホラー。旧ソ連軍が隠し持っていたフィルムを公開するというスタイルのもと、ナチスドイツによる機械と死体を融合させた武器人間製造計画の行方を追い掛ける。

めちゃめちゃグロいんですが、武器人間のデザインはカッコイイしBGMもすごく良い。実際にナチスドイツは人体実験を行っていましたので、あながち何もかもが嘘というわけでもないです。まあさすがにこんなSF的な内容ではないですが…。

グロいのとか全然平気って人は、観てみても損はしないかと思いますね。

 

1位 ナポレオン・ダイナマイト/バス男

 製作費わずか400万円ほどの超インディーズ作品ながら、全米で大ヒットを記録した脱力系学園コメディ。アメリカの片田舎に暮らす冴えない高校生のイケてない日常が独特のダルなリズムで綴られてゆく。

 めちゃめちゃダサくて気持ち悪い主人公(ナポレオン・ダイナマイト)の、だらっとした学園モノ。まず名前がすごいですね、ナポレオン・ダイナマイトって(笑)

いつも目が半開きで口は開きっぱなしと、ヤバいヤツ感が満載。ですが、なぜかカワイイ女の子にモテたり、実はダンスがめちゃめちゃうまかったりと面白いやつなんです。

ちなみに、この映画が公開された当時、日本では『電車男』がヒットしていたので、それにあやかって『バス男』と邦題をつけられてしまいました。

ぼくもレンタルショップで『バス男』とのタイトルが付いたDVDを見かけた記憶があります。『電車男』をパロって海外で作られた映画なんだろうなと思って、まったく見向きもしなかったことを覚えています。本当はめちゃめちゃ面白い作品なので、あの時、観ておけばよかったと後悔してます。まあ、そのおかげで今になって楽しめましたが。

 

変わった映画を観ましょう

 こんなの誰が観るの?、と思う映画ほど観てみるといいんじゃないでしょうか。

変わった作品を鑑賞することは強みになりますよ。映画通のフリもできますし、人に映画をオススメするさいに意外性を発揮できますので。まあ単純に面白いから観ているだけではありますが。

人と違うことをするのは、どんなジャンルでも独自な感性を育むことになるかと思いますので、ぜひ、変わったものを楽しみましょう。

ここまでに挙げた映画はどれも面白いので観てみてください。