思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

短編小説

小説「半透明な夜を」

その砂の中には大小の様々な生き物が形作られていた。月夜と数少ない街頭に照らされたその塊たちはじっと静かにその場に佇んでいる。冬も終焉を迎えつつ、温かみが空気に入り込んできたこの季節の夜はとても過ごしやすい。絹子はひとり、公園に居た。仕事を…

短編小説「インストール。」

「世に発表する訳でも無い、仕事でもない小説を書き続ける意味はあるの?誰かに向けたメッセージであるわけでもなく、何かを伝えたいとの強い思いもないのでしょ?」「なのに、ただ毎日家に引きこもり、書き続けて、そこに何が残るの?なにを成し得たと言え…