以前より、たまに覗いていたブログがある。
毎日更新することをモットーとし、二年間ほど1日も休むことなく更新されていた。
だが、先日突如と更新がストップした。
只々、毎日記事を書くだけでインプットがされていなかった。
書くというアウトプットのみで、ネタが無い。
ブログのみで飯を食べていくことを掲げ頑張ったがもう疲れた。
ブログを毎日更新することがストレスとなってしまった、と書かれてあった。
「この人は毎日書き続けどうなっていくのだろうか」という興味があったため、
このような終わり方となり少し寂しさを覚えた。
とりあえず毎日記事を書いていれば道が開けるのでは、と走り続けた、と綴られていた。
この人のブログを読んでいて、確かにそういう雰囲気があったなと思えた。
ブログを書くとどうしても似た内容の記事が乱立する(同じ人間が書くのだから仕方ないと思う)。ただ、この方の場合は、似たというか、思考に変化が無い。同じところをグルグルと回り続けているような感じだった。まるで、自分に言い聞かせ、無理やり奮い立たせているような。
現在、ブロガーという本職を持たずどこの企業に属することも無くブログ一本で生計を立てている人々がいる。
このような人たちに憧れて、この毎日ブログを更新していた人のように夢を見る人々は多くいるのだろう。
ブログを書くだけなら何のリスクもないし職を失うわけでもないが、
中には仕事を辞めてまでブログにのめり込もうとする人々も少なからずいるのではと感じる。
特に近年、YouTuberと呼ばれる、動画のアップロードのみで生業を立てている人たちもいるため、ネットの世界に大いに夢を馳せているのではないだろうか。
確かにネットの発達によりメディアのみならず、各個人が自己を発信できる世の中になったため、様々な職が生まれ、また、成功のチャンスも劇的に増えた。
面白い世の中になったと思う。
ただ、ネットの世界のみにのめり込むのでなく、現実にも同時に目を向けてほしいと思う。
ネットの世界も結局、最終的には人のつながり、リアルな人間関係が広がっているわけで、その入り口の環境が変わったに過ぎない。
ブログ1本で生きていくことモットーに走り続けたブロガーからここまで考えさせられた。
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