本はやっぱりパンドラの箱。読書によって、そのパンドラの箱が開く。
上記の文は知の巨人、松岡正剛氏の本からの引用である。
編集者に「読書の楽しみ」とは何ですかと問われ、こう松岡氏は答えた。
読書は、常に未知の箱を開けるという楽しみです。無知だからこそ読書は面白い。無知から未知へ、それが読書の醍醐味です。
私もこの考えに賛同である。
本を読むようになり、未知のものへ触れる喜びを知った。
知らないことを知りたいという知的欲求が活性化した。
10代の頃は何に対しても興味を示さない欲のない子だと言われてきたが、20代後半にして知る喜びに出会えた。私は幸運である。
この考えに至るようになれば、読書の仕方も変わってくる。
多少難解な本に出会おうとも、内容は何だか分からないがとりあえず読み進めてみたいとか、そういう欲が出てくる。
以前ならすぐに挫け、やめていたが、最後のページまで読まずともめくるようになった。
そうすると不思議なことに、一つか二つは頭に入ってくることが見つかる。そこでまた読書は楽しいなと改めて実感するのだ。
今回のオススメ。
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この本は読んだ方がよい。読書の喜びを知れる。
実践! 多読術 本は「組み合わせ」で読みこなせ (角川oneテーマ21)
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本は数冊同時に読むと様々な効用がある。