思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

物を書くということ。

日記なんて書かなくても生活は出来る。その日何があったかなんて何となく思い出せるし、とりわけ書き留めておきたい程のことが毎日起きるわけがない。

それでもなお、書くことを習わしてすると、無理にでも書きたくなってくる。

以前ならば、今日も何かを書かなければと重い腰を上げ、辛く感じながら書いていた。そこまでして書く必要もないのだが、文章力を向上させたいという想いと、何かしら世に自分を提出し続けていきたいという自己表現欲求なるものがあった。

 

本を読む、文字を書く、これが完全に日課となり、それなりに月日が流れてきた。

これを何をさしおいてもするようになったため、仕事に支障が出てきたのではと感じる。仕事の事を家ですることがなくなり、少しでも時間が空けば、本を読む、ネットで書評を読む、コラムを読む、科学系の記事を読む、などなんでもいいから文章を読むことを寸志を惜しみ取り組んでいる。また、読むことに飽きてくると、今度は自分で文章をひねり出す。それは自分自身読むためでもあり、また、アウトプット的な意味もある。だが、アウトプットというと、どうも勉強のようで嫌だ。単に、読んで思ったこと、自分の中でどう思考が組み替えられたなどを書いているだけである。

 

1日の内で、30分から1時間位はその作業に当てたいと考えている。

その時間を作り出すことが出来れば、それだけで1日が幸せになる。

そう考えると、実にお金の掛からない趣味を持っているなと思う。

最近は、もっぱら古本で済ますし、図書館もそれなりに利用するようになった。

以前のように、ハードカバーの2000円ほどの本をバカスカ購入し続けることがなくなった。書籍代も半分位に抑えられるようになってきたのではないだろうか。

これは、本代をケチっているというより、面白い本を見つけ出すスキルが向上したと考えられる。よって、新刊から選ぶだけでなく、古い本からもよさ気な本を見つけ出すことが出来るようになったのだ。

以前は、話題の本や、評価が高い本など、話題性のみで選んでいた。

ようは他人を頼りに読書をしていたのだ。だが、自分の目で見て判断するようになってからは、値段や出版年度は関係なくなった。

いつの本であろうと、どんなテーマの本であろうと、自分で面白いと思ったモノ以外は買わないようになってきた。

というか少しばかり興味がある程度で本を買う暇が無くなったとも言える。

仕事がそれなりに忙しく、プライベートの時間も限られるようになって来たため、読書欲がそこまで高まらない本にまで時間を割く余裕がないのだ。

なのでどうしても自分の趣味となると、似通ったジャンルになってくる。

まずは、本に関する本。次に、生物学に関する専門書。主に、植物、海洋生物、鳥類など。あとは医学の歴史などだ。その時その時で、興味の方向性も異なり、全く読まなくなるジャンルも出てきたりするが、一つのジャンルにハマるとしばらくは同じような本ばかり手に取る様になる。同様の本ばかり読んでて良いのだろうかと思ったりするのだが、まあいいかと、流れに身を任せて読み続けてしまう。

おや、随分と話が逸れてしまった。とにかく物を書くことはこれからも続けていきたい。というか、続けざるを得ない。もう完全に習慣となり、書かないと身体に違和感を覚えるレベルに達してしまったからだ。