思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

「複数の肩書」を持つことで気持ちを楽にさせよう。働き方について考えてみた。

 

あなたは誰かに自分を紹介するときになんと言っているだろうか?

今現在就いている仕事名で答えているだろうか?

食い扶持が1つであり、その仕事しかしてないのなら、それしか答えようがないだろう。

だが、その仕事は本当に自分が心からしたいことなのであろうか?

もし、不本意であり、他に仕事にしたいと思っている事があるのなら、そっちのしごと名で自分を紹介したいなと思ったりしたことはないだろうか?

 

僕は多々ある。自分が就いている仕事が嫌で、その仕事名で答えたくないという訳ではないが、他にも自分を紹介出来る肩書があればいいのにと思っている。

面白いことをしている人なのだなと思われたいという気持ちも少しはあるが、自分の好きなことを仕事にしてみたいという気持ちのほうが強い。

 

 

■これからの時代は複数の肩書を持つべき。

 

岡田斗司夫さんをご存知だろうか?

過去にはアニメ制作会社ガイナックスを創立し、今現在では社員から給料を貰い、そのお金で生活しながら創作活動をやっているというユニークな仕事をされている方だ。

(その会社の詳しい説明はウィキを見てください→)フリックス - Wikipedia

 

彼が書いた本の中で、複数の肩書を持つべきであるという話題が出てくる。

なぜ持ったほうがいいかという理由は幾つかあるのだが、それを簡単に自分なりに説明したいと思う。

 

■精神を安定させる効果がある。

まずは、これが一番大きいと思う。

ここに、お笑い芸人を目指し、事務所に所属し、活動している人がいたとしよう。

その人はまだ、かけ出してで、とても芸能活動のみの収入では食べてはいけていない。

なので、アルバイトで生活を支えている。居酒屋で働き、そこで主な生活費をまかなっている。

さて、この人が誰かに自分を紹介するとしたら、何というであろうか?

居酒屋店員ですと言うだろうか?それが彼のしたいことなのであろうか?

いや、違うはずだ。彼が言うのはお笑い芸人です。だろう。

もし、彼が何もそういった夢を持たず、なんとなくプラプラと生活し、アルバイトしかしてないとしたら、居酒屋店員ですと言うだろう。

ここで僕が言いたいことは、居酒屋店員を下に見ているとかではない。

このように主な収入になっていなくとも、自分のしたいことをしていると、複数の肩書を持つことになるのだ。決して自分のしたいことでなくてもいいが、誰かに名乗れる活動を幾つかしていると、其の中で自分が一番赴きを置きたい仕事で自己紹介が出来るようになるのだ。そして、それが自分の精神を安定させることにも繋がる。

僕ならば、作家です。とか本に携わる仕事をしています、なんて言えるようになれば、本当に幸せだろうなと思っている。

 

■食いっぱぐれない。

これも大切なことである。

昨今、どんな一流企業でもあっという間に傾き、倒産なんてことはざらにある。

そんな時代に食い扶持を一つに絞っておくことほど危険なことはない。

ましてや、今自分がやっている仕事が他の業界では全くスキルが通用しない専門的なものであればあるほど、その後新たに就職先を見つけることは困難となる。

それを防ぐ意味でも、いくつか収入源を作っておく事は大切だ。

副業禁止の仕事をしているという人でも、何かしら自分の特技、興味を活かしたものを継続して活動しておくとよい。それが、いつ収入につながってくるか分からないからだ。仕事を首になったとき、それでお金を得られるようにしておけば、その後の生活も出来るようになる。

 

■仲間が増える。

自分の好きなことを通して表現したり、活動していると、面白い仲間に出会えたりする。いまは様々なSNSがあるので、自分の趣味、好みにあった交流サイトは必ず1つは見つかるはずだ。もし、見つからないのであれば、自分でそういうサイトを立ち上げても良い。自分の場合であれば読書が好きなので読書メーターというSNSをよく活用している。そこで面白い人たちに出会えたし、楽しい話が出来て嬉しく思っている。実際に集まったりも出来た。

別にそれがお金になっているわけでもないが、自分がどんな本を読んでいるかや、この本はこのように面白いと感想文を書く中で、自己成長みたいなものも感じる事が出来ている。サイトに登録しているだけと言えばそれだけなのだが、これも1つの肩書と考えてもいいのではないだろうか。そしてその御蔭で仲間が増えている。

 

■自分を知れる。

興味を持ったことは何でも、とことん追求して、積極的にイベントに参加したり、自分を表現したりと社会に関わっていった方がいい。

なぜかというと、そうやって自分の中にとどめて置くのではなく、周囲を巻き込んでいく中で、自分を知ることが出来るからだ。

思ったより自分はこの分野に興味があったんだとか、他人から見るとこの能力が長けている判断されるんだ、とか自分がどんな人間であるかが分かってくる。

それはとても大切なことだ。

自分だけで考えていても、なかなかに見えてこないものであるからだ。

誰かに言われて初めて気付いたり、世に発表して初めて分かったりする。

そう考えると、複数の肩書を持つことは大事なことだなと改めて考えさせられる。

 

さて、このように複数の肩書を持つことは、自分の人生を楽しくし、また、気持ちを楽にさせる効果がある。

今、自分が従事している仕事を疎かにしろというわけではないが、いくつもの顔をもっていると、自分はこんな事もしているんだと自信にもつながり、それで心にゆとりも出てくる。

何もしたいことがないという人もいるかもしれないが、そういう人は小さい頃から自分が好きでしかたがなかったことや、本当はしたかったのだが、チャンスが無かったと思っていることをとりあえず、始めてみると良いと思う。

 

今回の記事をまとめると、

複数の肩書を持つことにより、

■精神を安定させる効果がある。

■食いっぱぐれない。

■仲間が増える。

■自分を知れる。

となる。

 

何か自分の好きなことをはじめてみよう!

僕がオススメする岡田斗司夫さんの本。↓

 

 

 複数の肩書を持つことの大切さがわかります。

 

評価と贈与の経済学 (徳間ポケット)

評価と贈与の経済学 (徳間ポケット)

 

 哲学的の内田樹さんとの対談本。

これも、働き方の新しい概念を知ることが出来る素晴らしい本です。