ブログを書いていると、どうしても似た内容の記事ばかりになってしまう。
人間の考えていることなんて、そんなに変化ばかりしている訳じゃないから、それは仕方のないことだけど、焼きまわしのような話を書いていると、「これでいいのかな」と不安になってくる。
だが、それでいいらしい。
有名人気ブロガーである、かん吉さんの本をちょっと前に読んだ。
『人気ブログの作り方』ってやつ。
キンドルで安かったので買ってみた。
中盤辺りに「同じことを何度も書く重要性」という項目が出てくる。
そこから少し引用したい。
ブログを運営していると、過去記事と同じ内容を、新しい記事として書くのは気が引けると考える人は多いです。
私は気にせず、同じことを何度も書いています。
言いたいこと、伝えたいことを繰り返し書くことが、ブログの個性を特徴づけると共に、読者のためになると考えているからです。
なるほど。そういう考え方があるんだね。
更に引用は続く。
■過去の記事は読まれない。
ブログのシステム上、古い記事はアクセスしづらい。
多くの人が読むのは新しい記事です。過去の古い記事を読んでくれるのは検索エンジンから知りたいキーワードでダイレクトにやってくる人だけ。
本当に伝えたいことは、何度も書く必要がある。
何度も繰り返し書かないと、新しいお客さんに読んでもらえない。
確かに古い記事はあまり読まない。出来れば最新の情報が欲しいという感じかな。
それが時代を問わない話題であっても、新しい方が内容も洗練されている気がする。
■切り口を変えて、何度も書く。
結論は同じでも、取り上げるエピソードが異なれば良い。
共感する言葉は、何度でも聞いて確認したいもの。
毎日売り場が変わってしまうスーパーは、お客さんとしては買い物がしづらいのと同じで、ブログも話題が色々飛びすぎると読みにくい。
お客さんは「いつもの話題」があると、安心する。
オチが同じでも、ストーリーが違えば問題ありません。
ほほー。実際、自分も本を読むときは、著者が同じ話題を何度も出してくると、「また、これかよ」でなく、「おお、来た来た。この話題を待ってたんだよね」と思ったりする。
又、そんなに出てくるってことは、よっぽど重要な事なんだろうなと認識している。
ビジネス書のベストセラー作家である千田琢哉氏とか正にその代表例だと思う。
出す本、出す本、同じ様な事しかずっと言っていないのに、毎回、何万部も売り上げている。
みんな安心したくてずっと読んでいるのだろう。
■おしまい。
同じことを何度書いても良い。
書けば書くほど、個性が出る。
自分の場合であれば、本の話題ばかりだ。書評はほとんどしてないけど。
だけど、それが個性ってことなんだろうな。
因みに、かん吉さんのこの『人気ブログの作り方』には他にも色々面白いことが書いてあるから、ブログしている人は是非読んでみてほしい。
他にも2冊書かれています。