ぼくの読書記録が1000冊を超えました。
ぼくはここ最近、月に50冊ほど読んでいます。
読書を本格的に始めたのは2、3年前からだけど、ようやく1000冊の壁を超えました。
「本を1000冊も読むなんて、どういうことや!」とずっと思っていたけど意外にいけるものでした。
高校頃まではそこそこ読んでいたが、大学時代は年に2、3冊読んでいたかも怪しい。マンガはしょっちゅう読んでいたのですが、本には少しも興味が持てなくなっていました。教科書ですらほぼ読んでいない大学生でした。
読書には色々な効用があり、「読むと稼げるようになる」とか、「出世する」とか、ビジネス書では書かれています。
先に断っておきますが、
そんなうまい話はありませんでした。
ですが、人生が大きく変化したのは間違いない。
何がどう変わったのかについてお話しします。
本を1,000冊読んだら人生がどう変わったのか?
1.全てがどうでもよくなった。
いきなりコイツは何を言い出すのだ、と思われるかもしれません。
ですが、まずはそれが一番にきます。
どうでもよくなったというのは、こだわりが一切なくなったということです。
失敗しても反省はするけど、後悔はしない。
逆に何かうまくいっても、「まあ、今回はたまたまかなー」といつまでも余韻にひたらない。
そんな時間があれば、次のことに行動を移す。
このお陰で精神的にも楽になりました。
それまでは、浮き沈みの回数が多ければ多いほど心が疲れていました。
2.時間を大切にするようになった。
ちょっとした時間。2、3分あれば本が読めるぞ!とすぐに考える習慣が身につきました。
それにより、俗にいうスキマ時間をうまく使えるようになりました。
1日の中で、何もしない時間は合計すると2~3時間くらいあるのではと思います。
そういう無駄を省け、1日を有意義に過ごせるようになりました。
ちなみにブログを書いている人なら、このスキマ時間をかなり意識していると思います。
ちょっとした空き時間で記事の下書きをしたりしているはずだからです。
※スキマ時間については、少し考えを改めました。
電車や車での移動時間、お風呂に入っている時間、ベッドで横になっている時間。
こういった、リラックスしたひとりでの時間にアイデアが浮かびやすいという話があります。
実際のところ、何もせずにボーっとしている時に面白い考えが出たり、発見があります。
ムダな時間を省いて効率を上げることも大切ですが、疲れたて能率が下がっている時や、気持ちを切り替えたい時には、手ぶらで散歩に出てみるなどがいいかと思います。
3.他人に興味がなくなった。
人間嫌いになったのかと思われそうな見出しですが、そういう意味ではありません。
変に周囲を意識しなくなっという感じでしょうか。
他人と自分を比較したり、周囲が持っている物に劣等感を感じたり、羨ましがったり、
噂話に真剣になることが一切なくなりました。
あくまで比較対象は過去の自分であると、自分の成長度合いを常に意識するようになりました。
周囲の人のことばかりが気になる、うわさ話が大好きな人って、自分の中身がない人って感じがします。
自分のことで忙しいと、他人に構っているヒマなんてないんですよね。
この考え方が身についたお陰で、誰かを強く非難したり、嫌ったりすることが無くなりました。そもそも、あまり好きではないタイプの相手には近づかなければいいだけですからね。
とくにこの考えが習慣となった影響下には、元日本一のニートphaさんの著書『ニートの歩きかた』があります。
他人なんて、アリとか鳩とか、全く違う生物くらいに考えておいたらよい。同じ人類といっても、人ってのはそれ位、一人一人異なるんだよ。
みたいな話が出てきます。
これを読んで、確かにそれくらい違うよなー、と深く納得させられました。
4.物欲が無くなった。
物が欲しいという欲求がなくなりました。
いぜんは、何となくで服を買ったり雑貨を買ったりしていました。
出費はかさむばかりで、部屋にはモノがあふれかえり、足の踏み場もないほどに乱雑な部屋で暮らしていましたね…。
なんか流行っているらしいとか衝動買いばかりでした。
限定品とかの言葉に弱く、レアなモノを手にすることで他人よりも一歩先に進んだ人間になれているような気がしていました!
だが、今ではそれが一切無くなっています。
物欲ってのは、いつまで経っても満たされることはないなと気付いたからだと思います。
買えば買うほどに、次々と欲しい物は無限に出てきます。
お店側の戦略にまんまと乗せられていたわけですね。
それに疲れてしまったわけです。
その代わりに、知識欲が出てきました。
もっとあらゆることを知りたい。
宇宙のことを、世界のことを、医学の世界を、と、何でもかんでも興味が出ました。
色んなジャンルの本を読んだおかげだと思います。
大型書店を訪れたさいなどには、全てのフロアをまわるようにしています。
自分がなにに新しく興味を持つか分かりませんので。
5.人の話を聞くのが好きになった。
誰かと話す時、まるで本を読んでいるかのように、相手の話に耳を傾けるようになりました。
読書は、黙って相手の話を聞く行為です。
なので、人と話す時も黙々と聞けるようになっりました。
そもそも自分が話すよりも、聞く方が1000倍楽しいものです。
なぜなら、相手の口から出る話題は自分の知らない世界だからです。
自分で話すことは、自分はすでに知っていることばかりです。
なので、人の話を聞くほうがワクワクできるのは当然ですよね。
6.自分の頭で考えられるようなった。
ぼくは、討論とか何か意見を求められる場が苦手でした。
自分なりの意見って、どうやって持てばいいのかサッパリ分からなかったからです。
だけど本を読んでいると、色々と考えることが出来るようになりました。
「つまりこういうことかな?」と、おおよその見当を付けてみたり、これはあの本に書いてあったことと関連しているなとか、こういう見方も出来るなとか、本を読むことはすごく頭を遣います。
この訓練というか習慣が非常に役立ちます。
日常の中でも、意見や感想を求められたときにスラスラと出てくるようになりました。
これだけでも生きやすくなったなと感じています。
7.文章を書くのがうまくなった。
自分で自分のブログのハードルを上げるような発言になりますが、、本を読むようになってから文章を書けるようになりました。
ぼくは書くことがとにかく苦手でした。
誰にも見せる予定のない日記レベルなら書けてはいましたが、人に何かを説明したり、伝えたりするような文章は作れませんでした。
しかし本を読んでいるうちに、こういう表現を使えばいいのかと分かったり、話の構成を学びました。
ちなみに書くことが上達したのと同時に、話すことにおいても腕が上がりました。
書き言葉で話せるようになったおかげで、人前で何かを発表するような場でもそれとなくしっかりとしたことを言えるようになりました。
おしまい。
ぜひ、1000冊を目標に読書をしてほしいです。
1000冊も何の本を読めばいいのかと思われるでしょうが、手当たり次第にどんなジャンルの本でも読んでしまえばいいです。それこそ料理のレシピ本でも子ども向けの図鑑でも、星座の本でもなんでもいいのです。
あらゆる分野の本を読むと、いつまでも読書に飽きることがなくなります。
読書に飽きてしまう人は、小説だけとか、ビジネス書だけとか、一分野のみを読んでいる傾向にあります。
とにかく、なんでも読むこと。
乱読することが、読書好きへの一歩であると考えています。
著名人で読書家と有名な面々もたいていは乱読を勧めています。
乱読を繰り返していると、面白いアイデアも浮かんできたりします。
全く異なるジャンルをあえて、ごちゃまぜに頭の中に流し込むことで面白い世界が見えてきます。これは、実際にやってみなければ分からない感覚だなと感じました。
読書をしなかった頃の人生とは全く異なる世界なると思います。
楽しみながら本の世界を旅して欲しいです。
▼本を2,000冊読んだら~の記事も書いてます。