世の中の人は二手に分かれる。
なんでもどうせ無理だの、そんな生き方は無謀だの、すぐに騒ぐ人。
どうにかなるんじゃないの?ととりあえず行動を起こせる人。
前者は悲観論者であり、後者は楽観者である。
そして、大抵の者は悲観論者である。
悲観論者は悲しい。
悲観論者である者は非常に情けない。
それで、事業を起こすなど考えているのは浅はかである。到底無理な話だ。なぜならば、楽観者でなければ、成功は無理である。楽観者がリスクを何一つ考えていないという訳ではない。希望の見出し方がうまいのだ。
人生を変えるのは想像力。
あらゆる枠組みを抜け出す力、想像力を備えていなければ、なかなかその視点は得られない。成功者に共通するのはその明るい見方だ。凡人は理解し得ないだろう。
悲観論者の親にありがちなこと。人生に悩める子に無責任な発言を繰り返す。
ただ、相手にどうしたいのかと尋ねることは無意味であり、無責任であり、最低だ。
尋ねるのでなく、具体的な策を与える、考える力を与えることが大切だ。
本当に心配なのなら、責任を持ち経済的支援を行うべきだ。それが出来ないのなら一切口を挟むことなかれ。
自分の好きなことを知っている人間は少ない。
真に好きなことを見つけられている人間は幸福だ。ほとんどの人間がそれを見つけることなく、一生を終える。なので、見つけられていない人間は、見つけた人間をどうにか邪魔しようと必死になる。なんと醜いことだろうか。
自分の主役はあなた、だ。
一度きりの人生だ。誰のものでも無い。自分自身の人生なのだ。他人に操られらているような、誰かを安心させる為だけのような、「他人に時間を奪われる」悲しき人生を送るべきではない。
何が正しく、何が間違っている、なんてない。
自分の感覚を大切に。
自分基準で世のことを判断し、居心地のいいところを見つけ生きて欲しい。
それがすぐに収入につながらなくともいい。それは、たまたま自分の生きる道がお金と結び付き難いというだけなのだ。それを引け目に感じる必要はない。お金に繋がっている人は、その人の趣味趣向が、お金に近いところにあったに過ぎないのだ。
そこになんら能力の差はない。好みの問題なのだ。
関連書。
人生はいつ終わるか分かりません。
それは明日かもしれません。
だから、自分の人生を主役として生きなければなりません。
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