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思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

コンビニ弁当を温めるのは邪道だ。



何の本に書いてあったのだろうか。
コンビニ弁当の正式な食べ方は、冷えたままのカチカチなお米をむさぼることらしい。
電子レンジでチンなぞ、お子さまな行為であり、根性無しだ。

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この話に変に感銘してしまい、ぼくは弁当は基本的に冷えたまま食べている。

だが、ホットモットなどのお弁当屋であれば、温かい弁当が出てくる。
不本意ながらも、仕方ない、食べてみるかと、一口、くちに運んでみれば、誠に美味しい。
温かいだけでこうも味が変わるのかと、驚かされる。
その直後、以前、ホームレスのインタビュー本を読んだ時のことを思い出した。人間は冷たい物ばかり食べていては、生きた心地がしない。
温かいモノをたまに口にしなければ、ダメになる。
その時の心境がよく分かった。
たしかに、温かいモノを身体に取り込むと、生命を感じる。ああ、生きてるなーとなる。おいおい、それなら、いつでも温めろよ。となるが、それは出来ない。
何といっても、冷えてるからこそ、コンビニ弁当なのだ。


ぼくは、大学生時代、コンビニでアルバイトをしていた。そのコンビニは非常に客をなめた商売をしている店であった。雑誌もタバコも郵便物の取り扱いもなし。公共料金の支払いもほぼ受け付けてないという、客には最悪だが、店員にはとてもありがたいシステム。
そこで、ぼくは、弁当を温める客は根性無しと認識していた。とくに温めたがるのが、意外にもおっさんばかり。おっさんなら、無表情に冷えた米を噛んでほしい。
とりわけ僕が、こんなモノまで温めるのかよと驚いたものがある。それは、サンドイッチだ。

あの、二、三枚入った、二等辺三角形のやつだ。温めてくれと言われたとき、思わず、温めるのですか?聞き返してしまった。
だが、僕の聞き間違いでは無かった。温めたいそうだ。
パンを温めるのは、トルティーヤやハンバーガーやホットドッグだと思っていた。
まさかこの三角を温めるなんて。。


その話を翌日、コンビニバイトの先輩にした。
「いやー、ほんと驚きですよ。すごいですね」などと言ったあと、まさかの気まずい空気となった。




「ぼくもこの間温めて食べました...」







なるほど、ぼくは間違っていた。
食べ方なんて何でもいいんだよ。個人の自由であって、その人が美味しく、楽しく食事が出来るなら、それに越したことはないんだよ。
ぼくはそれ以来、他人の食べ方については、何も言わなくなった。どう食べようと自由なのだ。限界を超えるようなクチャラーでも無ければきにする必要はないのだ。
職場に、食小声で「うまい、うまい。おいしぃ、おいしぃ」と繰り返しながら、ズビズビ何でも吸うように食べるおっさんもいるが良しとしよう。もうみな、好きに食べればいいのだ。


ぼくは、弁当を温めない。