思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

成長が人をごう慢にする。


人は成長とともに、自分の中の常識が変化していく。かつては、なかなかうまくいかなったことが、今では当たり前のようにできる。
そうなると、なぜ出来なかったのが、分からなくなる。こんな簡単なことになぜ悩んでいたのだろうと。

後輩や、初心者の人が、うまく出来ないことが理解できなくなる。なんで、なかなか上手くならなのかと不思議でならなくなる。

成長は良いことだが、自分がどのようなプロセス、過程を経て、今に至ったかについては、考えておく必要がある。

なんとなく出来るようになったというのが本音ではあるが、あえて、それを読み解こうとしてみる。これは、なかなか根気のいる作業である。なぜ、こんな回りくどいことをしなければならないのだと思ってしまう。
だが、分析するクセを付けておくと、細かい部分まで目がいくようになる。他人が、気付かない点まで見えるようになる。そこまで出来て、初めて、理解していると言える気がする。


また、これをしておけば、他人に優しくなれる。その人がどの段階まで出来ているか、分かっているかを、確認しやすくなるからだ。


成長はいいことだが、どのように自分が今に至ったかについては知っておくべきだ。それが人のごう慢さを抑える。