思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

他人を否定しない大切さについて。

僕は恐ろしく批判的な人間であった。
自分と価値観の違う相手とは理解し合うことをハナから放棄し、交わることを避け続けた。
ただ、ことのアラを立てぬように最適限のマナーやらルールは遵守することで衝突自体は無かった。
しかし、それ以上でもそれ以下でもなく、ただ単にそこにいる存在であり、自分の人生の中にその人を置くことも、その人の人生の中に自分を入れ込むことも無かった。
この生き方自体は、無駄な交流や関係を回避するベストな手段ではあるが、常に心の中ではどこか相手を見下している節があった気がする。

だが、先日ネットで観たphaさんの動画で、他人を否定しないことは大事という話にひどく感銘を受けた。

他人との価値観の相違については、その人はその人の考え方があり、自分に自分の考え方があり、それらを無理矢理、同じ方向にもっていく必要はないとのことは、著書の中の言葉より理解していたが、マイナスな面で捉えていた。
そういう考え方もあるよねと、受け止めることが大切だったのだ。

日々、世の中のことは白か黒かで早急に判断を下すことができないものが多数あり、無理に割り切らなくてもよいと考えていたにも関わらず、分かっていなかった。

うわべでは、そうなんですね〜、なんて平穏を装い分かっている素振りを見せつつも、腹の中では、こいつ何言ってんだ。なんてことばかりであった。悪かった。すまん。すまん。

これからは、素直にそれでもいいんじゃないかなと他者を受け入れる体制が取れそうである。
それ自体に従うかどうかは別として、責めることは無くなりそうだ。

これでまた一つ生きやすくなったなと感じる。