思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

無邪気に遊べなくなった。



10代の頃は人生の時間は無限にあると本気で思っていた。生き方について悩む必要なんかなく、今この瞬間が全てで後のことなんて考えたこともなかった。

それがゆえに純粋に何でも楽しめた。
例えば、僕はテレビゲームが好きだった。RPG(ロールプレイングゲーム)を睡眠時間を削ってまでひたすら進めたり、学校から帰ればとりあえずゲームという生活をしていた。
また、絵を描くのが大好きで、好きな漫画家の絵を模写し続けたり、何かを観察してそれをデッサンしたりとか毎日のように紙に鉛筆で書きつつていた。
その時は何でも楽しかった。

だが、今は違う。何をするにしても純粋に楽しめていない気がする。常に"時間"を意識してしまう。もっとハッキリと言うと"自分の人生の残り時間"を意識している。
それがゆえに、心の底から楽しむということが出来ていない気がする。
唯一没頭できているのは読書くらいだろうか。

こんな無益なことをしても、自分の成長に繋がらないとか、一銭の稼ぎにもならないのに、とかそういうことばかり考えてしまう。
そんな感じでまずは、ゲームが出来なくなってしまった。主人公のレベルがいくら上がろうとも、僕のレベルは上がらないとか、そもそも電気代が勿体無いとか、その間に掃除でもしたほうがいいなとか。
絵を描くことだって、こんな下手くそな落書きを続けてもお金になるわけでもないし紙の無駄だとか、一枚描くのに時間ばかり喰って本当にもったい無いとか、そもそも本気じゃないから腕をあげることに時間を費やすのがバカバカしいとかそんな感じだ。

そんなことを考えているとブログだってそうなのかも。
書いても書かなくても別に生きていけるし、文章を作ることを仕事にしているわけじゃないからいいやとか、そんなことになってくる。

どうやら腐りきってしまったようだ。

一度しかない人生なわけで、残り時間をどう遣うか考え悩みながら今日も生きている。