過去の記憶や未来の予想があるから生きるのが怖い。
何も知らなければ不安は無い。
かつて自分がどれほどにダメであったかとか、嫌な目にあったとか、そんなこと覚えていなければ苦しむことも無い。
未来も無ければ将来への不安なんて生まれない。
過去も未来なければ、今現在を大事に生きることが可能になる。
ただ、悲しみがなくなると同時に喜びもなくなるかもしれない。
淡々と。ただ目の前の事象に向かい一つ一つクリアしていく単調な生活となるだろう。
生きるのが怖くなくなるが、そんな状態が生きていると呼べるのかは分からない。