思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

過去の成功、栄光を捨てる。


いつまでも過去の成功を引きずり、あの時は上手くいった。あれは我ながら頑張った、素晴らしかった。この様に語り続けることは、自分を鼓舞し、今後どのような困難、難関が立ちはだかろうとも乗り越えていけるモチベーションを生み出しているかの如く感じる。

しかし、実のところ過去に囚われてしまうことで、いつまでもその栄光に甘んじ、新たな努力、成長を遂げようとしなくなる恐れが現れる。

成功は基本的に運である。
様々な要素が絡み合い、うまくいったに過ぎない。
世の中、どんなに努力しようとも平等に評価されるわけでなく、同じことをしてもタイミングにより、世に名が知れ渡れるかどうかが決まる。

たとえば、電話についての話題がある。電話機を発明したとされるベルよりも、実は先にグレイのほうが電話を発明していた。
しかし、特許を出願したのはベルが先であった。ベルが出した2時間後にグレイは出したが、もう電話機はベルの発明として認められたあとだったのだ。
このように同じことをしても、タイミングにより人生は決まってしまうのだ。

成功は運であると割り切ると変に威張ることも無くなり、また、新たな挑戦もしやすくなる。
過去にこだわっていては、かつてはあんなにもうまくいったのに、今回はうまくいかなかっとしたら周りにバカにされてしまう。ガッカリされてしまう。こう考えるようになる。
行動を思うようにおこせなくなり、保守的になり革新的な要素が抜け落ちていく。

毎回、毎回、初心に戻るというか、何をするにしても今回が初めてのことですとの気持ちを持つことが大切だ。


ブログを書くことだってそうだ。
前回の記事はあんなに評価されたのだから、今回も頑張らねば、なんて意気込むと疲れる。

人生を楽に生きるためにも、過去の成功、栄光は捨てるべきである。