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思考拡張日記。

読者と料理とネットが趣味です。

【書評】持ち物を減らして、思考をクリアにしよう。『貧乏入門』(小池龍之介著)

日記 本の話 生活

昨今、話題であるミニマリストという言葉。ちょっと前までは結構テレビ番組でも特集が組まれていて、頻繁にミニマリストというワードを耳にしていた。

わざわざ、解説するまでもないとおもうが、ミニマリストとは必要最低限のモノだけで生活する人々のこと。

テレビに出ている人たちは結構極端な例が多く、何も家具すら置いてないガランとした部屋で、寝転がってiPhoneだけをいじっている光景が流れていた。

あそこまで洗礼?された環境を作り出す必要はないと思うが、物をあまり持ち過ぎないことは重要だと、僕も感じている。

 

先日読んだ、『貧乏入門』(小池龍之介著)のなかに、その話題が出てきていた。

この本の著者の小池龍之介さんとは、現役のお坊さんだ。東大出身でありエリートである。坊主頭なのでよく分からないが、結構イケメンでもある。このかたの著書では、

しない生活 煩悩を静める108のお稽古 (幻冬舎新書)』が有名だ。どこの書店に行っても、店内の目立つ位置の平台に置かれていたころがある。

 

持ち物が増えると、心の中が散らかる。

人は、自分の持っているものを、無意識レベルで把握しているらしい。

確かに、何かをキッカケにふと、あれあったなとか、これあったなとか、思い出せてくる。そして、それが脳の記憶容量を、侵略しているとのことが書かれてあった。

持ち物が増えると、その分、常に、心のどこかで、その物のことを考えなければならなくなりますから、記憶のメモリーを食ってしまいます。

所有しながら使っていない物については、無駄なメモリーを割くことになります。

余計なことにメモリーを使われている分、思考は、霧がかかったように明りょうではなくなってしまいます。

 ふむ。確かに、その通りである。

 

捨てやすい物から捨てて、捨てることの快感を体感的に知ろう。

僕たちは、物を多く持っているという事実に気付いてないことが多い。

私たち現代人は、通常、物を増やすことしか知りません。

「減らす」ということは滅多に体験しません。

ときどきちょっと減らすことはありますが、基本的にはいつも物を持っていて、それはあまりにも当たり前の状態なので、いくらそのせいでノイズが発生して自分の心に負担が掛かっているといっても、それが認識出来なくなっています。

 

思い切って捨てていこう。

 

ある程度の量を減らしてみると、その分、思考が明りょうになるのが実感として感じられるはずです。物事をきちんとやれるようになったりすることを通じて、明らかにそっちのほうがいいことに気付きます。

 

まずは、何でも良いですから比較的捨てやすい物から捨てていきましょう。そうすることでスッキリすることを心に理解させるのです。

 

番捨てやすい物は何か?

 

最初に捨てる物、一般にいちばん捨てやすい物は何かと行ったら、全然使わないのにいつまでも持っているような物でしょう。それらを点検してみて、その中から、明らかに、これは捨てられるでしょうというような物をピックアップして、思い切って捨ててみます。

 

なぜ、持ち続けるのか?

 

全然使わないのに、いつまでも持っているのは、いつか使う時がくるだろうと思っているからでしょう。

全部処分してしまって、数年に一回、それが必要になった時に、買ったり、もしくは借りたいするのと、どちらが合理的な行動でしょうか。

 

物が心のノイズになる。

 

いつか使うかもしれない物を持っていることのリスクとは、何度も申し上げているように、心のノイズが増えるということです。心のノイズが増えるということは、乱暴で落ち着かない精神性へと近づいていくことです。そのリスクをおかしてまで、十年後に使うかもしれない物を、十年間、ずーっと持ち続けることは、対価として合いません。

捨ててしまって、万一、十年後に本当に必要になったら、その時に改めて買うほうが心にとってははるかによいのです。

 

現在は、物を持たなくても生活出来るようになった。

 

これだけ流通経路が発達している世の中なのだから、いつまでも物を多く所有することの価値は本当に低下している。無駄に抱え込んで、思考を濁してしまったり、部屋を物により占拠された状態で暮らすのは、馬鹿らしい。

このことについては、僕の敬愛する、ネオニートPhaさんも言及されている。

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法』のなかに、流通が進化すれば所有はいらない、という見出しがある。そこを紹介して終わりたい。

 

流通システムが発達して、物を一旦手放したとしても、いつでも手に入れられるようになれば、わざわざ手元に置いておく必要はない。

それは、インターネット通信の高速化によって遠くのサーバー上に置いたデータを利用するクラウドサービスが発達して、手元にファイルを持っていなくても書類を読んだり、音楽を聴いたり映画を観たり出来るようになったのと似ている。

大事なのは、「ずっと所有すること」でなく、「それを手軽に利用できるかどうか」なのだ。

 

 

 持ち物を減らして、思考も部屋もクリアにして、ストレスの少ない生活を送っていきたいものである。

 

 

貧乏入門

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  • 作者: 小池龍之介
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