ゼロでは無いが、その繋がりへの参加もごく稀なもので、所属しているかも怪しいレベルである。
自分一人で楽しむことが好きなために、そのような結果となった。
部屋で図書館より借りてきた書を日がな一日読み進めるのが至福の喜びであるし、満足感もかなりある。
ただ、読んだ本の内容を覚えていることが少ない。確かに読んだはずなのにすぐに忘れる。というか読んでないのかもしれない。
どんなことが書いてあったのかと訊ねられても、はて、何が書いてあったかな。特にこれといって何も思い出せないなということが、結構ある。
本は内容を語れてこそ、読んだと言っていいとの話をきくが、それが本を読んだと判断される部分であるならば、自分は本をほとんど読んでないこととなる。
ただ、ひどく感銘を受けたり、これは面白いぞと興味がジリジリと湧き上がった時にはしっかりと頭に知識が残っている。
ということで、何も残らずに空っぽになっているわけではないので、まあ良しとする。
少々話は逸れてしまったが、そのように一人の時間の遊ぶときが一番楽しめている。
過度の馴れ合いや接触は時間を蝕むし、能力開発の妨げとなる。
何かしらの突き抜けた能力を磨きたければ、馴れ合う暇がない。
その間にも、努力を重ねなければならない。
他のものと共に、のんべんだらりと興じていては、何事も成し得ることは不可能である。