人生の目的とか希望とかよく分からない。
どれも後付けばかりで本心がそこに眠っているのか定かでない。
ただ飯を喰らい床に就き、生き金を得るために労働をする。それだけのこと。
生きた証を残そうとしたり、他人の記憶に自分の存在を刻もうとするなど無意味。
ただ息をする。
ぐるぐると回り続けるこの世界に何一つ定かなものはない。
常に感情は揺さぶられ頭にどのような情報を流し込もうとも、首元に刃物でも当てられぬ限りは心底どうでもよい。
目に見えるものは全て空虚。
口から出る言葉は残像もなく枯れてゆく。