作家の森博嗣氏が言っていた。
「現在はTwitterなどのSNSで文章を小出しに書いてしまう癖があるために、小説をじっくりと書けない人が増えている」
「熱意が分散されてしまう。少し書いてはすぐにネットにアップを繰り返していれば、いつまで経っても本当の小説を書くことが出来ないし、作家になれない」
なるほど。そういう見方もある。
すぐに誰かからレスポンスが欲しくて、何でもかんでもネット上に載せてしまう癖がある。
だが、それで満足してしまい一本の小説を書き上げる力が育たない。
一人でWordに誰にも見せずに書き続けることが大切なのだろう。
森博嗣氏は理系の大学教授をしているかたわら、お小遣い欲しさに小説を書いてみたところ、バンバンとヒット作を量産することが出来た。
それまでにあまり小説は読んでいなかったそうだ。
とにかく人に文章を見てもらうことで上達していくという考え方もある。
自分はどちらかと言えばそっち派で、小説家になろうやカクヨムで書けたところまでアップし続けていくスタンスで良いと思っている。
人に見せる文章を書くことを常に意識しながらの作業のほうが、きちんとした文章を書こうという気になる。