仕事において頭に情報を叩き込むためには、メモ書きをしない方がいいとの意見があります。
これについては何度か職場等でそう言われたことがあります。
しかし実体験に基づいて言いますと、メモ書きは必ずすべきです。
言われたことを全て覚えることが出来るとの考えはトンデモナイ思い上がりです。
そんなことを出来るくらいの人間ならばもっと良い学校を卒業出来てますし、もっといい仕事に就いているはずです。もしくは就職せずに自分で会社をおこせているかもしれません。
とにかく少しでも重要だと感じたことならばすぐさまその場でメモを取りましょう。書き終えることが出来なければ待ってもらいましょう。
もし待ってもらえないようならば、あとで書けるところだけ書いた上で、漏れのある部分を改めて聞きなおして書きましょう。
聞き直す際には、自分のメモ書きを見せながら行うとよいと思います。
ここまでは書けましたとの誠意を見せることで、きちんと頑張っているなと相手に認識してもらえます。
全部分かりません、もう一度教えてくださいよりも、ここが分かりませんの方が好印象であるのは間違いないです。
また、脳の構造的にもメモ書きに頼るべきです。脳はハードディスクというよりもメモリななで、一時的にしか記憶にとどめることが出来ないのです。長期的な記憶にも出来ますが、負荷が強く掛かります。
なので、なるべく外部記憶装置に頼るべきなのです。
外部記憶装置に頼ることにより、頭は常にクリアに保たれます。それゆえ目の前のことに迅速に取り組んでいくことが可能となります。
仕事が出来ない人に限って、覚える必要の無いようなことまでも覚えようと努力します。
たとえば、本当にドウデモイイ正式名称を暗記しようとしたりします。
それを知らなくても伝わればいいだけであるのに、変にこだわりを持とうとしたりします。
仕事において大切なのは、必要な情報と不必要な情報を的確に見極めることです。
無駄なところで努力した、大切な部分を努力しない。といった人がいますがそれは誠に残念です。
私の職場でも既にある資料を活用した上で仕事をしたらスピーディに事が進むのに、わざわざ同じ資料をゼロから作り直して、それを見ながら作業している人たちがいました。出来上がりと言えば、既にある資料よりも劣っているものでして、それを修正することに時間を費やしていました。
私は、既にある資料に追加の情報を書き加えながら作業していましたので、正直なところ10倍位のスピード差があったと感じました。
このように変なところで努力しても仕方がないのです。
就活生が履歴書の用紙を自分でワードで作成して、それを自己アピールに使おうとしているようなものです。
そんなくだらないことに時間を割くのでなく、市販の履歴書を買って、あとは面接対策やら企業研究をするべきです。
結構、無駄なところで時間を費やす傾向の人間は多いので、思ったよりも世の中は相手とハンデを付けるチャンスは転がっていますよ。