本当の貧困ってのはお金が足りないだけでなくて、知識とか人との繋がりとかそういうモノが足りてない状態のことを指すそうだ。
そういった話が『反貧困』には出てくる。
- 作者: 湯浅誠
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/04/22
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たしかにお金が無いと頻繁に言う人たちに限って国のサポートに頼らなかったり、お金を遣うにしても明らかに優先順位が本来なら低いであろう部分に浪費する。
少し前に話題になったビンボー女子高生もお金遣いかたが下手だった。
高い外食したりなんかアニメグッズとか買いあさったりという感じに。
まあその話は置いといて、今回話したいのは料理についてである。
僕は、ビンボーならばまずは自炊能力を身に付けることが大切だと思う。
自炊のメリット。
自炊をすることは様々なメリットがある。
外食の無駄が見えてくる。
どんな食事でもそれを有難がる習慣は良いことであるが、自炊生活をすることで外食のダメな部分も見えてくる。
例えば、
値段設定がおかしい。これでこの価格ということは場所代と人件費を相当含んでるな、とか
家ならこれより美味しいのがもっと安く作れるな、とかだ。
既製品ばかり見ていてはその本当の価値は見抜けない。
自分で作ることをしてみて初めて、価値が分かる。
なので逆にこの価格でこのクオリティは凄い!という店も見つかることだろう。
自炊の癖が無い人は、与えられたモノの中からしか選べずに窮屈な思いをする。
本当はアレが食べたいけど無いからコレで我慢するかとか、もっと量が少なくていいのに多過ぎるなとか、気になる部分も多い。
作れば好きな食材を選べるし、量も好きに調整できる。
働いていて料理まで手が回らないって人が大半なのかもしれないが、幾らでも簡単なメニューは沢山あるし、まずは米だけ炊いておけば後はどうにかなる。
貧困からの脱出には特別な知識や才能が必要ということはなく、まずは料理を学ぶことが大いな助けとなるだろう。