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思考拡張日記。

読者と料理とネットが趣味です。

無料の品を売る男よ。

タダで譲ります。

一時期、無料で物を誰かに譲るサイトをよく見ていた。
部屋にある要らない物を誰かに使ってもらおうかと登録したのだ。
ネットオークションなどに出品すれば僅かでも値が付くのだろうが手間暇を考えればプライスレス。
その時は調味料を入れるガラスの小ビンセットを出してみた。
とあるブランド品であったために、問い合わせがそこそこ続いてきたのだがなかなかに条件が合わず譲り手は見つからない。

そんな中、近所の二十代前半ほどの男より問い合わせがきた。
もうこいつでいいだろうと思い、プロフィールページを開いてみる。
その男は結構な数の品を出品していた。

無料で譲り合いのサイトなのだから無料価格にしているのかと思いきや、なかなか姑息な値を付け並べているではないか。
また、どれもこの男が自分の所有物を出しているという雰囲気がどうも薄い。
無料でこのサイトより誰かから譲り受けた品を、自分の出品物としている風がありありと見受けられる。

となると、この小ビンたちもこの男のお小遣いの一部となるのであろうか。
そう考えると自分は親切心で譲り合いの精神で出しているのに、姑息なネズミ男のような野郎にお小遣いをあげる結果になるのはどうも腹ただしい。

もうよい。それならこうしてやろうと、その日の不燃物のゴミへと捨てることとした。

心の狭い男である私だった。