カフェにおいての試験・資格勉強、読書、仕事の作業などが、なぜ自宅よりもはかどるのか?という議題に対しての、明確な答えを持てないまま、ずっときていた。
そんななか、たまたま、本日読んだ『人が集まる「つなぎ場」のつくり方 都市型茶室「6次元」の発想とは』のなかに、腑に落ちる解答が載っていた。
【目次】
カフェは、自己の存在を消すことができる
読んだあとに、メモを取ったわけではないので、正確な文章を記憶はしていないのだが、上記のようなことが書かれてあった。
これは盲点であった。そうか、自分を消せるから落ち着くのか。
周囲の人間の雑音、カフェのBGM、などの要素により、自分までもがそのノイズの中の一部となる。それにより、焦点を、作業の対象物に向け続けることが可能となるのだ。
自宅は自己を意識してしまう
自宅であれば、自己を強く意識してしまう。あれこれと自分にまつわることを考え続けるうちに悩みや心配がふつふつと湧き上がってきたりする。
自分だけの世界に入り込み過ぎることによって、効率性は低下していく。
これまでは「なんとなく少々騒がしいほうが集中出来る」くらいのことしか考えていなかった。
他には、「誘惑が少ない」とかも挙げられる。
自宅であれば、漫画を読んだり、寝転んだりと、どこまでも堕落してしまう。
また、家事という無限に出来る作業が存在するので、何かをやり始めてしまえば、どんどん時間が経過していく。掃除したり、不要物をネットで出品したり、ご飯の準備をしたりなど。
大勢のなかの1人という、居心地の良さ
多数の人間か存在する空間に身を置くほうが、気が休まるというのは分かる。
仲間同士で集まる時も、サシで集まるよりも、複数人のほうが気が楽だ。
だが、あまりにも長時間、乱雑な場に居続けると段々とシンドくなってくる。
そんな時は家に帰って1人でゆっくりしたりして、一旦リセットする感じがいいのだろう。
自分の存在を消したり、意識したりの繰り返しで生活する
集団のなかに身を置き、自己意識を薄め、日常の風景の一部に過ぎないと思ってみたり、1人の空間で精神世界に潜り込んでみたりの繰り返しで生きていくのが良いのだろう。
なんだか、少し話がずれてきてしまったが、カフェがなぜ落ち着くのかが分かって良かった。
人が集まる「つなぎ場」のつくり方 都市型茶室「6次元」の発想とは
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