場所が変われば思考も変わるのかも、ということでひとり旅をしてみた。
ひとり旅は、人生で初。
予定を立てる必要もなく、何もしなくてもいい気楽さがある。
元々、全ての行為が誰かとのコミュニケーションツールに過ぎないので、食事も、観光も興味がない。
昼ご飯はコンビニのオニギリで済ませたし、夜は吉野家で済ませた。
特に食にこだわりが無いので、そんな味気ないものでも気にならない。
とにかく安ければいいや、という感じだ。
宿泊したのは、以前から気になっていたホステルのCITAN。
CITAN -Hostel, Cafe, Bar, Dining | 東京、東日本橋のホステル&バーダイニング
東日本橋にある七階建てのビルが丸ごと宿泊施設になっている。
宿代は、3,000円ほどでとてもリーズナブル。
ドミトリーで8人部屋とかだから、やすい。
宿のチェックインが16時だったので、それまでは適当に時間を潰していた。
ブックカフェに行ったり、ブックオフに行ったりしていた。やっていることはいつもと変わらない。
チェックイン後は、受付の人に何か近くにありますかと尋ねてみて、人形町の方へ歩くことにした。
桜がいい感じだった。
最初は世界湯という銭湯を目指して歩いていたのだけれども、途中で面倒になった。世界湯 : 中央区 東京銭湯マップ
微妙に小雨の中だし、宿にシャワーがあるので、別途料金を払って風呂に入らなくてもいいかなと、なかなかケチくさい思考に落ち着いた。
1時間ほど、ふらついて吉野家入って食べて、道端でたい焼きを買って食べた後に、宿に戻った。
バーが地下にあり18時からオープンとのことで、一応行ってみた。
僕はお酒が苦手だし、興味もないのだが、バーなので酒を頼む。
サワーを一杯注文し、カウンター席に着くと、店の人と話して、後は結局本を読んでいた。
読んでいたのは、SF映画ブレードランナーの原作、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))』。
SF作品を楽しめる人は、なんだか知的で良い、みたいな印象を以前から持っているので、たまに挑戦している。
だが、基本的にあまり作品の世界のなかに入り込めず、単に文字をなぞっているだけのことも多い。これも割とそんな感じかな。
少し知らない人と仲良くなれたらいいなと思っていたが、CITANは普通に知り合い同士で来る感じのところであり、あまりゲストハウス的な感覚は無かった。バーも近所の人たちがグループで来ていた。
やはりもう少しこじんまりとしていて、店の人と宿泊客との距離間が近い所に泊まることにしよう。
まとめとしては、ひとり旅は気楽だなということ。
せっかくだからといって、何かをしなければならないわけでもなく、何もしなくていい。
食事もひどく雑でいい。
その割には非日常的であり、普段の生活とか、仕事のことを少し忘れさせてくれた。
場所を変えれば面白いことを書けるのかな、なんて思っていたが、なんか満足感から逆に何も書く気になれないということも分かった。
またいつか、何処かへ行こうかな。
久々にただの日記を書いた。