今だに高校時代の悪夢を見る。
ヤバい、全然勉強していない。
落第点を取ってしまう、進級出来ない!
みたいな、定期試験前の強いドキドキ感に胸を焼かれる夢と共に目覚める。
そうか、夢か。本当によかった。と心の中で呟きながら、大人である今に感謝する。
妖怪じゃないけど、「試験もなんにも無い」という状況は有難い。
様々な苦労はあったりしたが、人生を振り返っても、高校の頃の定期試験勉強が1番辛かった。
浪人した時や、就活時や、再就職時よりにも、プレッシャーが個人的にはキツかった。
もう30のおっさんになってきたというのに、10年以上前の記憶に夢の中で怯えていて、何なのだろうかなと感じる。