収入を増やしたいというのは永遠の課題でしょう。
大企業に勤めているとか、弁護士だとか、医者だとか、高給取りの仕事にでも就かない限りは「お金」について日々悩むことになります。
もっとお金があれば生活が楽なのに。
いい家に住めるのに。
遊べるのに。
欲しい物が何だって買えるのに。
人間の欲望には上限がありません。
「エントロピーは増大する」ではありませんが、何かを欲する思考はどこまでも拡張されていきます。
(エントロピー増大:放っておくと、小さかったモノがどんどん大きくなっていく現象)
お金は満足がいく量がない
あればあるほどに欲しくなるのがお金です。
遣おうと思えば、一瞬にしてどれだけの金額でも遣い切ることは可能です。
反して、お金を得ることは時間を要したり、労力を伴うものです。
手に入れるには時間が掛かるのに、遣う時はそんなことを忘れて、考えなく遣う人がいます。
お金は遣わなければ、減らないという「当たり前」の事実に気づいて
どうしたらお金が貯まるのだろう?
どんどん遣う人はこう考えます。
もっと収入をあげねばと転職を考えてみたり、休日にバイトを入れたりします。
収入を増やそうと努力することは良いことですし、それで生活が潤うのであれば問題はありません。
しかし、私はそれよりも「遣わなければ減らない」という事実も思い出して欲しいのです。
休みを捨てて働いても焼け石に水
休日返上で働いても、焼け石に水だと思います。
お金の遣い方が変わらないうちは、少しばかり収入をあげたところで、消費活動が活発になるだけです。
生活保護受給者の人たちのお金の遣い方
極端な例になりますが、面白い記事があります。
「貧困は社会のせいだ!」と信じて、生活保護申請随行のボランティアをしたら、クズばっかりだった話
生活保護申請をサポートするボランティアをされていた男性が書いた記事です。
この中に出てくる生活保護受給者は総じてお金の遣い方がおかしいです。
普通に働けて、家賃や光熱費を納めることが出来ている方たちは、ここまでのことは無いとは思います。
ですが、「お金を遣うとはどういうことか?」というのを一度考え直してみるのには、良いきっかけになるのではと感じました。
おわり。