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タイトル通り、4,000万もホストに貢いだ女性の話。
沢山貢いでくれる女性のことをエースと呼ぶ
「エース」という言葉があります。スポーツの世界や職場などで使われているエースと同じく”一番”という意味ですが、ホストの世界では「各ホストに一番お金を使うお客様」のことをそう呼びます。
自分(ホスト)の人気や売り上げは、エースの存在によって大きく左右されるので、ホストになくてはならない絶対的な存在。
しかし、エースになるには、大体毎月数百万円のお金を使うことが必要。エースにとっても、そこまでお金を費やすことのできるホストの存在もまた、ある意味で絶対的だと言えます。
あだ名はカモ
この貢いでいる女性のあだ名はカモである。もちろんカモネギのカモ。
久兎はホストの源氏名。カモが貢いでいる女性。
久兎 彼女は、カモちゃんで大丈夫です。カモネギのカモ。
──カモネギって、カモがネギを背負ってくる都合のいいアレってことですよね。そんな呼び方で大丈夫ですか。
カモちゃん はい、大丈夫です。一人称で、カモって言うときもあるので(笑)
なんか既にすごい。
では早速ですが、カモちゃんさんの年齢と職業を教えていただけますか。
カモちゃん 20代です。久兎にハマるまでは、普通に会社員をやっていましたが、今は……風俗嬢、をやっています。
貢ぐために、風俗嬢になった。
1年半で4000万
久兎 カモちゃんはエースになって1年半くらいですが、今まで4000万円くらいは使ってくれましたね。
──4000万!? け、桁が違いますね……。
カモちゃん そのくらいだね。もったいないとは全く思わないですね。彼には、それだけの価値があると思ってるから。
愛ということもありますが、ジャニーズとかアイドルは、いくらお金かけても話すこともできないけど、ホストクラブだったら、何百万ってお金使えば、一緒に話したり遊んだりしてくれるので、もったいないと思ったことはないです。
もったいないという感情は一切ないとのこと。
好きならお金を遣え
カモ ホストクラブは、「好き」がお金に変わる場所。
どんだけ好きって言ってても、お金使ってないなら、口だけじゃんってなる。毎月お金を使い続けるのが、愛情の証明だと思っているから、わたしはエースで居続けてるんです。
一番お金を使っているエースだからこそ、わたしが彼のことを一番好きなんだって自信を持って言える。
わたしは、ホス狂が書くネットの掲示板でよく叩かれているんですが、文句があるなら努力して金を稼いで、わたしより金を使えと思っています。
いかにお金を遣えるかが愛の深さになるというホストクラブ。アイドルのCDを何百枚も買って応援したりする様なことと同様なのだろう。
多くのお金を払うことで愛を買える世界があるってのは面白いなと思った。
本物の愛を買えている気はしないけど、たまたま初めて訪れたホストクラブで一目惚れをし、4,000万も注ぎ込めるほどに気持ちが継続しているのは驚く。
ホストの方はカモさんのことを本音ではどう思っているのかは、最後までよく分からない。
インタビューの最後で、このまま行けば成り行きで結婚もあるかもと久兎さんは答えてはいるが、あくまでこの話を美談に持っていくためにそう回答している気はする。
ちなみに1度もカモさんとは寝たこともないそうで、ほかの女の子とは結構寝たりして遊んでるっぽい。営業含めて。
純愛とも呼べそうだけどよく分からない。
自分が見てきた世界とはかけ離れ過ぎで理解に至らないけど、なんだか幸せそうだし、これはこれでいいのかもしれない。
何度か歌舞伎町とかのオフ会とかに行ったことあるけど、確かにこういう雰囲気に近いものを感じた。
ぜひ、この記事は読んでもらいたい。