思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

僕たちは電脳社会に生きている。

常時、我々はネット世界に接続し続けている人生になったなと常々感じている。

以前は自宅に戻り、デスクトップパソコンの電源ボタンを押すまではネットとは切断されていた。

それが今や、片時もスマートフォンから目を離さない人々で溢れかえり、皆、ネット世界へとダイブしている。

ちょっと前まではネットばかりする若者のことを批判していた様な、中高年層ほどスマホに熱を上げている姿を電車内ではよく見かける。ゲームをしたり動画を観たり、ニュースまとめサイトなどを閲覧し続けるオヤジたちの姿を数年前までは想像出来なかった。


近未来SF漫画『攻殼機動隊』で描かれていた、電脳社会に近いものが現実となったわけだ。人間が常にネットに接続し続ける社会に。それについては、『攻殼機動隊』の映像作品で監督をなされていた押井守氏も言及されていた。『ひとまず、信じない - 情報氾濫時代の生き方 (中公新書ラクレ)』のなかに出てきます。押井守氏は自分自身ではインターネットを利用することはほとんど無いそうであるが、攻殻機動隊の様なリアルで奥の深い近未来を描けてしまうところが面白い。



産まれた時からネットが当たり前にある環境で育った子たちがどんどん増えていく。
ネットを通じて見ず知らずの人間同士でのコミュニケーションが幼少期から存在する世界を生きる世代は、もう新人類呼べるほどに、自分たちとは感覚が違っているのだろう。