思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

夢の中で、小学生の頃に感じていた幸福を思い出した。

夢の世界は暖かく平和であり、希望に満ちている。
目覚めたと同時に、内容は忘れてしまったがとにかく幸福な夢だった。

小学生の頃に感じていた、世の中の仕組みは分からないが大人たちに守られながら生きている。見えない壁に阻まれた城に住んでいる感覚。
それを思い出した。

何も知らないこと、無知であることが不幸でなかった時代。
全ての人間が横並びであり、不必要なほどの縦の世界が存在しなかったあの頃。

その感覚を久々に思い出した。

無限に無駄な自堕落な時を過ごそうとも誰にも咎められない、不思議な感覚。
世界の情報が常に押し寄せてくることもなく、目の前のことだけをぼーっと眺めていればよかった。
他人に置いていかれるだの、いち早く他人よりも良質な情報を手にしなければ負け組になるといった、競争性も無かった。

インターネットの存在が無かったことも良かったのかもしれない。
今は、嫌でも他人のことを知ってしまうし、対処しきれない膨大な量のニュースが入ってくる。

恐れなど何もなく、妬みや恨みも存在しなかった時代を再現したくなった。
それと同時に、いかに日常的に数多くのストレスに晒され続けているのかを認識した。

今の一瞬、一瞬だけを見つめながら生活していく。
野生的な、動物的である人生。
それは本当に美しく、どの様な富にも勝る幸福な世界だと考えている。