死んだら何もかもが終わる。
記憶の中に残っていくとか、偉業が後世に伝わりその人の技術や作品は生き続けるとか言われても、その人の生命は事切れている。文化の伝承、ミームは受け継がれるとかでは納得出来ない。
まだ生きていたら更に面白いものを生み出せていたんじゃないかとか、楽しいことが沢山あっただろうとか考えてしまう。
亡くなった人は、その命が止まった時刻が人生で1番新しい瞬間になる。それが永遠に続く。
当時はまだ未公開であり、予告のみ上映されていた映画を楽しみにされていた故人のTwitterアカウントを見たりすると、なんとも言えない心地になる。
もうその映画は劇場での上映を終えて、今はTSUTAYAなどのレンタルショップでDVDが並んでいて、準新作から旧作になろうとしている。
それくらいの時が経過している。
人はいつ、突然死んでしまうか分からない。
どんなに努力をしようとも何もしなくとも、訪れる場所には訪れるのが死。
少しでも長く生きて、面白いことや楽しいことを知っていきたいし能力も磨いていきたい。
有名な方の訃報を聞くたびに、そのようなことを考えてしまう。