思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

働いていても、自分が好きなことを忘れない大切さ。


新社会人が世に解き放たれた。

どんどん社会に馴染んでいき、角の取れた丸い人間になっていくのだろう。

尖り続けろとか、反抗的に生きていけとは言わない。
そんなやり方をしてみたところで、自分が辛くなるだけだから。
だけど、自分が何者であるかを忘れないようにしていくことだけは本当に重要だと思う。
そのことについて書いていきたい。

職場での役職・肩書きをアイデンティティにするな

自分の職場での役職を、自己存在意義として捉えていくと、人生の幅は狭まっていく。
所詮はロールプレイングであり、与えられた役割を演じているに過ぎない。
なのに、それが自分のすべてであり、それ以上でもそれ以下でもないと考えてしまうようになる。
そうなってくると、自分の仕事に関係していることにしか目が行かなくなり、興味も持てなくなる。
仕事に関する話題しか喋れない退屈な人間になっていくことだろう。

会社を辞めてしまえば、あなたは、ただの人間でしかない

仕事を辞めてしまえば、あなた、ただの1人の人間でしかなくなる。
会社の外の人間からしてみれば、ただのオジさんであったりお兄さんでしかない。
自分が今勤めている職場でしか通用しないスキルしか持ちえていないと、辞めた時には何も残らない。
はっきり言って、自分の力でSNSのフォロワーを数千単位で集めている人間の方がよほど凄いことのようにしか思えない。

好きなことを忘れないために、続けていく

働きながらも、自分を見失わないためには、役職でしか自分を語れない人間にならないためには、好きなことを継続していくことが至極大切だ。

これをやっている時は、どんなに面倒だろうとも苦痛に思えない。
そう感じるものが自分に何か1つでもあるのならば、それを続けていく。
それくらいしか、道を切り開いていく方法はない。

自分のバランスを調整していく

仕事人間になっていくと、仕事に関係する話題にしか目がいかなくなる。
その傾向を緩和するためには、生活のバランスを調整していく必要性がある。
では、どのようにしていけばいいのか?
それは、なるべく自分にとって未知の領域に属している人間たちと接していくことをオススメする。
また、本を映画などに触れ、多様な文化、価値観を学んでいく姿勢が求められる。
それによって、世の中の広さみたいなものを常に意識できるようになる。

お金を稼ぐことだけが、仕事じゃないと考えていく

会社で働いてお金を得ることのみを、仕事だと認識しないようにすることが大切だ。
先ほど挙げた、人に会う、本や映画を観るなどの、直接的にはお金にならないようなことも、自分の幅を広げていく仕事だと考えて行動するようにするといい。
してみたいなとか、やった方がいいんだろうなとか、それくらいのモチベーションでい続けても、なかなか行動に移せなかったりする。
だけど、仕事だと考えてしまえば、行動しなければという気持ちが強く働くようになる。ジャーナリストの佐々木さんの新刊『広く弱くつながって生きる (幻冬舎新書)』にこの話題は出てきた。



仕事をいい加減にしろとか、職場の人間とは一切口をきくこともなく、殻にこもっていろなどとは言わない。
だけれども、会社が自分の人生の全てになってしまうと、本当に視野が狭くなる。
そうならないために必要なことを、書いてみたつもりだ。


世の中の広さを常に意識していこう。