自分と似た性質を持つ相手にたまに遭遇することがありますね。
それはネットを介しても、リアルでの出会いでも。
自分が特異な性分をもっていればいるほどに、その出会いについて運命的なものを感じてしまいます。
その相手が女でなくて男だとしても。
自分を理解してもらえる相手のはずだ。
自分の好きなことや興味を強く持っていること。
楽しいと感じること、つらいと思うこと。
それを共有したくなりますね。
それは、ある程度までは共有可能ではあります。
ですが、100%なにもかもが重なるということはありえません。
相手はあなたではなく、
あなたは相手ではないのだから。
それを取り違えてしまう場合があります。
そして、その違いを理解することができず、勝手に憎んでいくことがあります。
裏切られたと。
そこからは攻撃性が増していきます。
これは互いに不幸ですね。
この不幸を避けたいのならば、まったくもって相手に期待をしないということが必要になってきます。
たまたま理解し合えるものがあった、それだけのこと。
それ以上でもそれ以下でもない。
ただし、共通項を軸に関係を深めていくことや、他の重なるポイントを見つけだす作業自体はいいことだと思います。
相手を完全に受け入れてしまうのでなく、どこか遠くから観察する眼も持つようにしていけば、余計な悩みや衝突も避けられるのではと考えています。
距離の取り方をうまく理解できるようになるには時間が掛かりますし、そもそもその曖昧さが故に、腑に落ちないと思います。
ですが、心がけておくことで多少は上手く生きていけるのではと感じております。