どうも、あびこです。
先日、電車内で衛星放送として有名なスカパー!の広告を見かけました。
家を楽しくするのは、テレビだ。|ココロ動く、未来へ。スカパー!
テレビCMで観たことはあっても、電車でスカパー!の広告を見るのは初めてでした。
これって、スカパー!が不景気ってことなんじゃないの…?
という気がしたので調べてみました。
スカパー!って?
スカパー!は、スカパーJSATが運営する日本最大の多チャンネルデジタル衛星放送です。アニメ、映画、サッカー、プロ野球など多数ジャンルの番組をお楽しみいただけます。
スカパー!(英称:SKY PerfecTV!)とはスカパーJSAT株式会社が運営する有料多チャンネル放送、ストリーミング動画サービス
wikipediaより
有料会員数が2年で11万人減少
有料会員数の推移を調べてみました。
スカパー!は
2015年の2,194,861人をピークに2017年にかけて有料会員数が11万人減っています。
スカパー!プレミアムサービスは
2005年の3,254,515人をピークに、2017年にかけて会員数が216万人も減少しているのです。
※スカパー!とスカパー!プレミアムの違いについて
スカパー!は、69チャンネル視聴可
スカパー!プレミアムは、153チャンネル視聴可
以下、参照データ
過去のデータ(年度別)|有料・多チャンネル放送契約数|衛星放送協会について|衛星放送協会
2008年のiPhoneの登場が原因?
まず、スカパー!プレミアムは2008年以降、会員数が大きく減少しています。
2008年といえば、日本でiPhone 3Gが発売された年です。
2008年6月10日、ソフトバンクモバイル株式会社(ソフトバンクモバイル)とアップルは本日、大きな期待が集まっているiPhone™(アイフォーン)3Gを7月11日より日本で発売することを発表しました。
ソフトバンクとアップル、iPhone 3Gを7月11日より日本で発売 - Apple (日本)
iPhoneの登場で、パソコンを自宅に持っていなかった人も手軽に動画を視聴できる環境が整ってしまいました。
また、外にいても動画視聴が可能となったのです。
これにより、スカパー!プレミアムの会員数に影響を及ぼしたのではないでしょうか。
2015年ごろより本格的に動画配信サービスが充実し始めた
続いて、スカパー!は2015年以降、会員数が減少していることについて。
Hulu
Amazonプライム・ビデオ
Netflix
U-NEXT
といった動画配信サービスが、2015年から本格的に始まったことに原因があると考えています。
Huluは2011年9月より日本国内サービス始動。2015年、ユーザー数100万人突破。今現在2週間無料キャンペーンを開始。
Amazonプライム・ビデオは2015年9月より日本国内サービス始動。
Netflixは2015年9月より日本国内サービス始動。
U-NEXTは2012年5月よりPC向け動画配信サービス始動。2015年よりユーザーインターフェイス変更等、大幅リニューアル。31日間無料トライアルキャンペーンを開始。
スカパー!は通常のテレビ番組のように決まった時間にしかその番組は視聴できないですが、動画配信サービスは好きな時に好きな動画を視聴できるので使い勝手がいいと感じます。
動画配信サービスが充実してきたことで、動画を楽しむための選択肢が広がり、スカパー!ユーザーが流出していったと考えられます。
動画配信サービスをテレビで楽しむには、fire TV stickが必須。大変便利です。
スカパー!は月額3,888円と高額
スカパー!と各動画配信サービスの料金を比較してみました。
スカパー!
3,600円/月 (3,888円/月 税込)
スカパー!プレミアム
3,790円/月 (4,093円/月 税込)
Hulu
933円/月 税込
Amazonプライム・ビデオ
400円/月 税込
Netflix
ベーシック:800円
スタンダード:1,200円
プレミアム:1,800円 /月 税込
U-NEXT
1,999円/月 税込
1番料金が高いU-NEXTと比較しても、スカパー!は2,000円近く料金に差があります。
スカパー!がいかに月額使用料金が高いかが分かりますね。
スカパー!が生き残る道はあるのか?
優良な動画配信サービスが数多く存在する現在、衛星放送スカパー!が生き残る道はあるのでしょうか。
新規のユーザーを増やすよりも、これまでのユーザーを惰性で有料会員を続けさせることでしか存続できないのではと感じました。
かつてはスカパー!の独壇場だったのですが、どんどん入れ替わっていきますね。
おススメは動画配信サービス。
とりあえず試しに登録してみて、その便利さを体感してみてください。