どうも、あびこです。
最近は、映画を観る人が減っているとよく耳にします。
たしかに自分の周囲でも映画を観る人は少ないです。
観る人はめちゃくちゃ観ているのですがね。
映画人口が減少しているのに対して、映画館の上映本数は増えているとのはなしも聞きます。本当なのですかね?
映画を観る人が減っているのに、上映数だけ増やしてもお金にならないのではないでしょうか?
それとも本数を増やすことで、数撃ちゃ当たる作戦ということなのでしょうか?
気になったので調べてみました。
1955-2017年のデータをチェック
一般社団法人日本映画製作者連盟さんの統計データを参考にすることにしました。
http://www.eiren.org/toukei/data.html
まず、国内の映画館の数がピークだったのはいつでしょうか?
映画館数のピークは1960年
ピークは1960年でした。その数なんと7,457館。
2017年は3,525館です。
2017年の2倍以上の館数が1960年には存在していたのです。
昭和30年台は空前の映画ブームだったようです。
当時、テレビが一般家庭に普及し始めたため、映像を楽しむことを覚えた人が増えたのでしょうか?
映画館数がもっとも少ないのは1993年
今度はもっとも映画館が少なかった年。
1993年の1,734館。めちゃくちゃ減ってる‼
2017年の半分じゃないですか、ホント…。
上映本数は2012年から急上
2011年までは、多くても700桁台を行ったりきたりしていた映画上映本数。
それが、2012年から急に1,000本近くにあがりました。
2017年では1,187本。
邦画も洋画もそれぞれ600本近くが1年間で上映されています。
よくここまでの数を上映できますね。
2012年以降、来場者数が急増しているわけでもないのに上映本数だけ伸びています。
どういう訳なのでしょうかね…。
来場者数は横ばいではある
映画館来場者数が2012年以降に急増していないからといって、極端に減少しているわけでもありません。横ばいといった感じです。
となると今後は、現在の数を維持していくことが求められますね。
映画館が生き残っていくには
映画館が打てる対策としては、
映画がお得に観れるサービスデイなどを増やす。
体験型のスクリーンを増やす。
チケットを手軽に買えるシステムを増やす。
などですね。
立体的に映像を観ることができる3Dや、体験型の4Dなどのスクリーンが現在は増えています。
自宅で映画を観るときには味わえない環境を作りだそうと努力しているのが分かりますね。
料金面でもイオンシネマは、イオンカードで決済すればいつでも1000円で映画を鑑賞できるサービスを開始したりしています。
近所にイオンシネマがある人は、めちゃくちゃお得ですね。
映画は文化です
現在は様々な娯楽が充実していますし、映画を観なくても生きていけることには間違いありません。
ですが、ぼくは映画は文化であり、映画を通して学ぶことは沢山あると感じています。
本を読むことも好きなのですが、映画では文章だけの世界とはまた異なる芸術作品です。
映画は観れば観るほどに、その奥の深さが分かっていきます。
どの映画を1本観たらよいかではなく、いくつもの映画を観ていくことで過去に観た作品の素晴らしさを改めて理解することができるようになります。