思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

今年観た192本の映画うちで、最高に面白かった28作品。2018年版

どうも、あびこです。

 

今年は192本の映画を鑑賞しました。

観た中で、これは良かったと思ったものをランキング形式で紹介していきます。

 

 

 最高に面白かった映画28作品

28位 ハッピーエンドが書けるまで

 

 

良い家族愛の物語だった。別れた元妻のことをずっと忘れられずに、ほぼストーカーのような行為を繰り返している有名作家とその娘、息子がメインに話が進んでいく。オチとしてはタイトル通りにハッピーエンドを迎えるので、安心して観てる作品。大どんでん返しな作品も好きだけど、こういうのもいいですね。

 

27位 ドラゴン・タトゥーの女

 

 

月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)。そんな彼のもとに、ある大財閥会長から40年前に起こった兄の孫娘失踪(しっそう)事件の調査依頼が舞い込む。連続猟奇殺人事件が失踪(しっそう)にかかわっていると察知したミカエルは、天才ハッカー、リスベット(ルーニー・マーラ)にリサーチ協力を求める。

 ミステリーサスペンス映画はあまり鑑賞しないのですが、思わず引き込まれました。

誰が犯人なのか、本当に死んでしまったのか、あるいは失踪だったのか。数多くの謎が、最終的には一本の線に繋がっていく。人間の恐ろしさ、気味の悪さを嫌というほどに感じる映画でした。

 

26位 虐殺器官

 

 

あらすじ

テロの脅威にさらされ続けたアメリカは、その恐怖に対抗すべく徹底した情報管理システムを構築していた。一方、アメリカ以外の世界各地では紛争の激化が続いていた。世界の紛争地を飛び回る米軍特殊部隊クラヴィス・シェパード大尉に、謎のアメリカ人の追跡ミッションが下る。その男、「ジョン・ポール」は、紛争の予兆とともに現れ、その紛争が泥沼化するとともに忽然と姿を消してしまう。かつて有能な元言語学者だった彼が、その地で何をしていたのか。アメリカ政府の追求をかわし、彼が企てていたこととは…?

 実写で映画化しても絶対的に面白いだろうなという作品。

アニメ映画はあまり観ないのですが、あまりにも完成度が高いシナリオに魅了されました。

 

25位 夢売るふたり

 

 

松たか子が指示し、阿部サダヲがお金を騙し取ってきて、自分のお店を持つ再起を図るために貯めていく。だが、虚しさも募っていき、2人の関係性は崩れていくし、サダヲも外に居場所を見つけて逃げ出していく。この話の終着点はどこになるのだろうかと、惹かれ続ける映画だった。偽りの夢を売り続けた2人も、結局は、夢にすがりついていたのかもしれない。現実を見ることから目をそらし続けて。

 

24位 ジーサンズ はじめての強盗

 

 

あらすじ

ウィリー、ジョー、アルの3人は慎ましくも幸せな老後生活を送っていた。ところがある日、長年勤めていた会社の合併によって、年金を止められてしまう。このことをきっかけに、彼らはある企てを決意。なんとしてでも今までの生活を取り戻し、愛する家族と仲間たちとの幸せな余生を続けられるよう、3人は銀行のお金を奪おうと、大胆で危険な賭けに出るが……。

 ジーサンたちが本当に可愛らしいし、面白い。お年寄りが主役の映画って観ていて癒やされる作品が多い気がします。俊敏な動きもできず、オトボケな失敗を繰り返しているのに、本当に銀行強盗に成功するの?と思わずハラハラさせられます。結末は、観てからのお楽しみで。

 

23位 凶悪

 

 

あらすじ

ある日、ジャーナリストの藤井(山田孝之)は、死刑囚の須藤(ピエール瀧)が書いた手紙を持って刑務所に面会に訪れる。須藤の話の内容は、自らの余罪を告白すると同時に、仲間内では先生と呼ばれていた全ての事件の首謀者である男(リリー・フランキー)の罪を告発する衝撃的なものだった。藤井は上司の忠告も無視して事件にのめり込み始め……。

 これ以上に凶悪な映画を観たことがありません。本気で恐ろしかったです。

ピエール瀧、リリーフランキーの怪演が観たければ鑑賞をオススメ。狂気に取り憑かれた山田孝之の演技もなかなか不気味。この事件、実話です。

 

22位 アキラ AKIRA

 

 

1988年、関東地区に新型爆弾が使用され、第3次世界大戦が勃発した。

 

国産SF作品のなかでも大作ですね。この作品が後のSF作品の基盤を作り上げたことは間違いありません。ぜひ、鑑賞することをオススメします。

 

21位 怒り

 

 

夫婦殺人事件の犯人と思わしき3人の男たちの物語。3つの場所でそれぞれの物語が同時並行に進んでいく。それらが交わることはなく完全に独立している。他人を疑ってしまったことに対しての、自分への怒り。裏切られたことへの激しい怒り。行き場のない誰に向けたらいいのか分からない怒り。様々な憎しみの感情が表現されている作品。

森山未來の演技がずば抜けてすごいです。

 

20位 主人公は僕だった

 

 

あらすじ

毎朝同じ時間に目覚め、同じ回数だけ歯を磨き、同じ歩数でバス停まで歩き、毎晩同じ時間に眠る会計検査官のハロルド・クリック(ウィル・フェレル)。そんな几帳面すぎる毎日が続くある日、彼の行動を正確に描写する女性の声が彼の耳に聞こえてくる。

 ファンタジーSF作品です。斬新なストーリーで、現実にはありえない事態でありながらもリアリティがありました。自分の人生の終焉をすでに知ってしまったあとに、穏やかにその瞬間を迎え入れることができますでしょうか? 主人公のハロルド・ロックは受け入れる道を選択します。その結果は、観てみてください。

 

19位 ナイトクローラー

 

 

大金を得るために、過激な報道映像を撮り続けて局に売る商売を始める主人公ルイス。 金のためなら倫理観も無視し、ベストな映像を作り出すために、わざと遺体の位置をずらすこともする。事件現場の家の中までも入り込んでいったりと、そこには正義も何もない。 現実のパパラッチなどもこうもモラルのカケラも無いような状態なのだろうか。 映画としてはかなり面白く、観たことを後悔させられないレベルの高い作品でした。

 

18位 パッセンジャー

 

 

あらすじ

近未来、5,000人を乗せた宇宙船が、人々の移住地に向かうべく地球を出発。到着までの120年、冬眠装置で眠る乗客のうちエンジニアのジム(クリス・プラット)と作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)だけが、予定より90年も早く目覚めてしまう。絶望的な状況を打破しようとする二人は、次第に思いを寄せ合うものの、予期せぬ困難が立ちはだかり……。

 現実的なSFモノで、将来こんなことがあるのかもしれないと感じさせる作品でした。

宇宙船という密室で、2人しかいない環境でどう生きる道を選択したのか?

極限状態に追い込まれたときに人はどのような行動を取るのか、そして取るべきなのか、それを学べる映画でした。

 

17位 フローズン・タイム

 

 

あらすじ

美大に通っているベン(ショーン・ビガースタッフ)はガールフレンドのスージー(エミリア・フォックス)と別れてはみたものの、未練がましく「やり直したい」と申し出る。しかし、スージーにすでに新しい恋人がいるという事実を告げられベンはショックで不眠症になってしまう。

 文句なし、満点。音楽、映像演出、ストーリーすべてが自分の好みに合っていました。冷たさが全体に漂う作品にとにかく惹かれるです。もう一度観たいなと思わせてくれる映画でした。一流雑誌のフォトグラファーとして活躍していた過去を持つ監督の作品ということで、本当に芸術性が高い映画でした。

 

16位 なんだかおかしな物語/ボクの人生を変えた5日間

 

 

あらすじ 

精神病院に短期入院した少年が、様々な患者たちとの交流を通して人生の意義を見出していく姿を描いた青春ヒューマンコメディ。うつ病の治療を受けている16歳の少年クレイグは、自殺願望が強くなったことに焦りを感じて精神科に駆け込む。5日間の入院を言い渡されたクレイグは、幼い娘を持つ男性ボビーや自傷癖のある美少女ノエルと出会う。

 コメディでありながらも、感動があり心温まるストーリーでした。

人は他人との交流を通して自分を知り、そして成長していくのだなと感じました。

 

15位 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

 

 あらすじ

愛する父親を9.11のアメリカ同時多発テロで亡くした少年が、父親が残した鍵とメッセージを探すためにニューヨークの街を奔走する姿を描くドラマ。

 悲痛なストーリーでありながらも、少年の成長そして奇跡的な出会いなど、明るい展望を感じさせてくれる作品です。どんなに辛くても、生きていることが大切だと学べる映画でした。

 

14位 バニラ・スカイ

 

 

あらすじ

完璧な人生を謳歌する出版界の若き実力者デヴィッド・エイムス。ジュリーという美しい恋人もいて、何不自由ないはずが、どこか物足りなさを感じていた。そんなある日、デヴィッドは親友の恋人ソフィアに一目惚れしてしまう。しかし、デヴィッドの心変わりを敏感に察したジュリーは、嫉妬に駆られて自ら運転する車でデヴィッドとともに崖に突っ込んでしまう。

 思いもよらぬ展開でした。始まり方からは全く予想が付きませんでした。

鑑賞後に思い返してみれば、そういう意味だったのかと理解できる作品です。

とても切ないストーリーですね。それでも生きていくしかないということもツライ。それにしても劇中に流れるレディオヘッドやシガーロスが本当に良すぎて音楽も素晴らしいです。

 

13位 スクール・オブ・ロック

 

 

あらすじ

破天荒なロッカー教師をジャック・ブラックが演じるコメディ作品。ロックバンドをクビになったデューイは、親友になりすまして小学校の代用教師になるが、生徒たちの演奏を聞き、バンド・コンテストに出場することを思いつく。 

 この映画の主演は、ジャック・ブラック以外は考えられないというほどに、はまり役でした。というか、本当に心の底からロックを愛しているというのが伝わってきます。演技でなく、ジャック・ブラックはロックバンドを実際に組んでいますし。

音楽好きな人は特に、鑑賞してみることをおすすめします。

 

12位 チョコレートドーナツ

 

 

「1970年代のニューヨークのブルックリンでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた」という実話に着想を得て製作された映画です。当時の、同性愛者に対する世間の偏見の目や批判の声が痛いほどに分かる映画でした。これほどまでに優しい人たちなのに、どうしてそれを分からないのかと憤りを覚えてしまいました。ぜひ、観ていただきたい作品です。

 

11位 エルフ 〜サンタの国からやってきた〜

 

 

間違ってサンタの国に連れていかれた人間の赤ちゃんが、エルフとして育てられた物語。大人になり、本当の両親を訪ねるため人間界に戻ってくる。だが、人間の暮らしはサンタの国とは大きく異なり、様々な困難が待ち受けていた。

ドタバタコメディであり、ヒューマン・ドラマでもあり、大人から子どもまで楽しめる作品でした。おふざけに走り過ぎるのかと思いきや、案外、いい話だったりでオススメです。

 

10位 カメラを止めるな!

 

 

あらすじ

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。

 これまでに観たことのないタイプの作品でした。終盤ですべての伏線を見事回収していくのには拍手ものです。爽快感がある意味ありますし、とにかく終始目が離せないストーリー展開が繰り広げられます。

 

9位 T2 トレインスポッティング

 

 

あらすじ
かつてレントン(ユアン・マクレガー)は、麻薬の売買でつかんだ大金を仲間たちと山分けせずに逃亡した。彼が20年ぶりに故郷スコットランドのエディンバラの実家に戻ってみるとすでに母親は亡くなっており、父親だけが暮らしていた。そして悪友たちのその後が気になったレントンが、ジャンキーのスパッド(ユエン・ブレムナー)のアパートを訪ねると……。

 前作『トレインスポッティング(字幕版)』から20年ぶりの続編です。

とにかくオシャレでカッコいい作品ですね。

ドラックに明け暮れ、破滅的な生き方をしていた奴らが、20年後にはまともになっているのか、それとも更に堕ちているのか。

 

8位 青い春

 

 うまく生きていくことができない苦悩。幸せになろうと必死な若者たちの青くて黒い青春でした。鑑賞し終えてすぐに、2周目に入ってしまったほどに魅了されました。

若いってことは良いことのようでその分、苦しみも大きいものです。

そしてその闇から抜け出す道がうまく見つけられる奴もいれば、そのまま堕ちていってしまう奴もいます。10代の頃のなんとも言えない、くすぶった心が蘇ってきました。

 

7位 ファイト・クラブ

 

 

 

あらすじ

 空虚な生活を送るヤング・エグゼクティブのジャックは、謎の男テイラーに導かれるまま、謎の秘密組織「ファイト・クラブ」のメンバーになる。そこは鍛え抜かれた男達が己の拳のみを武器に闘いを繰り広げる、壮絶で危険な空間だった。

 衝撃のラストでした。まさかその様なオチが待っていようとは思いもよりませんでした。あとは、とにかくテイラー役のブラット・ピットがめちゃくちゃかっこよかったです。現実世界は虚構の上に成り立っていて、誰もが死んだように生きている。生きていることを実感するためには、何が必要なのか。そのようなことを考えさせられる映画でした。

 

6位 恋愛小説家

 

 

人に優しくすることを知らない恋愛小説家の男が愛に目覚め、心を開いていく物語です。 序盤は、本当に嫌な男です。誰かれ構わずに、相手が傷つくことをずけずけと言い散らしてばかり。ですが1匹の犬と出会ったことをきっかけに徐々に変化が現れます。

そして、とある女性に恋をするのです。

この映画は、とにかく主演のジャックにが本当にいい演技を見せてくれます。

そして、ジャック・ニコルソンの相棒となる犬がめちゃくちゃカワイイ。

 

5位 ビューティフル・マインド

 

 

ノーベル経済学賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描く物語。

天才だが変人であり統合失調症などの精神病にも苦しめられ、決して順調で幸せな人生を歩んでいったとはいえません。ですがその分、人間らしさがあり、現実の世界の冷酷さ、そして思わぬ喜びもが待ち受けています。鑑賞後は、しばらく余韻に浸って動けませんでした。

 

4位 カッコーの巣の上で

 

 

あらすじ

ケン・キージーの同名ベストセラー小説をジャック・ニコルソン主演で映画化。刑務所での強制労働を逃れるために狂人を装い、精神病院に入った男が巻き起こす反抗とその騒動を描くヒューマンドラマ。 

 歪んだ規則・支配的なルールに従わせて人の自由を奪うことが、どれほどの狂気であるかが分かりました。自分の頭で本当に正しいのかどうかを判断することの必要性を強く感じました。人に飼い殺されないために。

 

3位 バーフバリ 王の凱旋

 

 

あらすじ

遥か遠い昔、インドに栄えたマヒシュマティ王国。自らが伝説の英雄バーフバリの息子であることを知ったシヴドゥは、父の家臣カッタッパから、ある裏切りによって命を絶たれ、王座を奪われた父の悲劇を聞かされる…。

 インド映画の底力は恐ろしいですね。これほどまで爽快感がある映画は他には観たことがありません。アクションシーンがめちゃくちゃかっこいいですし、普通の映画ではありえないようなシーンの連発で「うぉー!」と思わず叫びだしたくなるほどの興奮を味わえます。1作目の『バーフバリ 伝説誕生』からもちろん鑑賞してもらいたいですが、1作目は『バーフバリ 王の凱旋』の序章に過ぎない感じは否めませんね。

 

2位 ボヘミアン・ラプソディ

 

motemoteninaru.hatenablog.com

映画館に観に行って良かったと強く思えた作品です。

ロックバンド、クイーンについての事前知識はかなり乏しい状態で、鑑賞したのですが、鑑賞後にはクイーンのフロントマン、フレディー・マーキュリーに強く惹かれてしまい、クイーンが好きになりました。映画館で泣いた経験は初めてかもしれません。

上記の記事で詳しく解説しましたので、よかったら読んでみてください。

 

 

1位 ザ・ウォーク

 

 

あらすじ

1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センター、NYにそびえ立つ摩天楼の中でも王者と呼ぶにふさわしい荘厳なツインのタワー。この間をワイヤーロープ一本でつなぎ、命綱なしの空中闊歩にある男が本当に挑んだ。その男とはフィリップ・プティという。

 常識では考えられない野望。挑戦する勇気、夢に賛同し応援してくれる仲間。どれをとっても素晴らしい要素が詰め込まれている映画でした。これがノンフィクションというのだから驚きです。綱渡りのシーンは観ていてヒヤヒヤでした。高所恐怖症のぼくには考えられない話です(笑)

 

 

2018年は、映画三昧な年でした。

休みの日はだいたい映画を自宅で観ていることがほとんどでした。

妻といるときも映画を観ることが多かったですね。

ここまでに紹介した映画以外でも良い作品はいっぱいあったのですが、キリがないのでこれくらいにとどめておきました。

 

 また、来年も書けたら書きたいです。