思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

『思考を鍛えるメモ』齋藤孝著 書けば書くほどに頭脳は強化されていく

どうも、あびこです。

思考を鍛えるメモ力 (ちくま新書)』を読みました。

 

 みなさんは、メモを取ることってありますか?

メモを取る時って、何かを忘れないために記録を残すために利用するくらいですよね。

自分もメモを取るのは記録用でした。ましてや、メモを取ることが面倒で、最近は何も書いていませんでした。

 

ですが、本書を読めばメモの重要性がめちゃくちゃ理解できます。そして、記録するためでなく思考を鍛えるために書くべきだということも。

 

本質をつかまえるには、メモを書け

「メモって何だっけ」「何のためにメモするんだっけ?」と聞かれたら、記録のためでなく、あとで見るためでもない。

「本質をつかまえる力を磨くためです」と言い切ってください。

(p215より))

 自分が考えたこと、感じたこと、学んだこと。

自分の中にあるものを文章として紙面上に書き示していくことで、物事の中核が見えてくるようになるとの話です。

日々、メモ力を鍛えていくことで新しいアイデアや思考がうまれてくると書かれています。

 

要約力が鍛えられる

速記者でなければ一言一句をメモすることは不可能なので、必然的に内容を要約してメモをすることになるからです。

何を聞いても、ササッとメモを取る癖をつけておくと、自然に要約力が身についていきます。

 メモを取るのが下手な人と上手い人では、その差が歴然とするなと思います。

たとえば、授業で板書を写すときなどもノートのとり方が全然変わってきますね。

どうでもよい先生の雑談までメモしてしまう人と、重要なエッセンスだけを最小限に書き残していく人。

前者は、何が重要で何が不要かの判別をつけることなく、すべての情報を同価値に見て、書いていっています。ようするに、書いている最中は全くもって頭を遣っていない状態です。

後者は、書きながら必要不要の判断をしています。だからポイント、ポイントで書いていけるのですよね。

内容を理解していなくても、重要そうな箇所というのは何度もメモを書いているうちに見えてくるものです。

 

立ち読みにも使える、メモ力

前項の、要約力が鍛えられると関連するなと思うことなので書きます。

メモ書きを実践するようになってから、立ち読みもかなりはかどるようになったなということ。

立ち読みでは限られた時間で、その本が主張していること伝えたいこと、また重要なポイントを抑える必要があります。長時間立ち読みは疲れますし、お店側に迷惑ですからね。

目次を見て、まえがきを見て、あとがきを見て、目次で気になった項目のページだけを

見てという風に読んでいると、10分もかからずにその本の内容がだいたい掴めてしまいます。

その本を要約した地図が頭のなかに出来上がってくるからです。

立ち読みで済ませてしまって内容を抑えることができれば、書籍購入代金の節約にもなりますし大変オトクですね。

最近ではブックカフェも多数ありますので、そういった場所で座って新刊を読んでいけば、相当な数を読みこなせますし、数万円規模での書籍購入代の節約になります。

そして、その読んだ本をブログなどで紹介すれば、お金も増えますし良いことしかないですね。

メモ魔になれ

ナポレオン、アインシュタイン、エジソン、西郷隆盛という過去の偉人たちを始め、黒柳徹子、大谷翔平など現在も第一線で活躍している方々までもが、膨大な量のメモを書き残しているメモ魔であることを知りました。

思いついた、閃いたことはどんなことでも書き残していく。

箇条書きにポイントを羅列していく。

とにかく書きまくることで頭脳は強化されていきます。

 

どんどんメモを書いていきましょう。

 

 

 

メモ書きの名著ともいえる『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

この本に4年前に出会ってぼくは膨大な量のメモを書きました。

その蓄積が今の自分の文章力や思考力を支えてくれているなと強く実感しています。

ゼロ秒思考もかなり役立つ本ですし、簡単に誰でもメモ書きを始められる内容になっています。メモ書きも単純なようで、コツは結構ありますので。ゼロ秒思考も併せて読まれることをオススメしますね。