自分に言い聞かせるためにブログをかつては書いてきた。
新たな習慣を身に染みさせるためであったり、新たに知りえたことを再度自分に説明するためであったりなど。
しかし、今はもうそういった欲求がない。
特段、自分に語りかけたいことがなくなってしまった。
書いたりする暇があれば、先に実行に移してしまうようになったからかもしれない。
何かきになることがあるならば、すぐにでも始めてしまえばいいわけで、ぐだぐだと御託を並べる時間なんてもったいないとしか思えなくなってしまった。
あと、ある程度、自分がかつて理想とした形、価値観に近づいてしまったためかもしれない。
まだやりたいことであったり、気になることは多々あるが、現実と理想のギャップに苦しめられるといった状態がなくなった。
劣等感に苛まれることがなくなったのは、自己理解が深まったことが関係はしている。自問自答を繰り返したり、人との会話を深めたり、文理問わず様々な書を手にし、映画も結構な数を観た。内部と外部から自分知ろうとした。ある程度、どのような人間かを理解できたと言える。
そのため、答えのない苦しみであったり、人との比較により自分を全否定してしまう思考からは脱却できた。
もちろん、自分には足りていないことが多々ある。
そしてまたその溝を埋めることが非常に困難であろうこともある。
しかしその部位を埋めたいかといえば、そうではない。たいして望んでいないのだ。現状に満足してしまっているだとか、自己成長を望まなくなったとかではない。
結局のところ、自分が興味がないだけのことなのだ。少しも面白いと思えていないだけのこと。
生きたい方向性が決まったのならば、ただ先に進むだけ。
それ以上でもそれ以下でもなく。
迷うことはない。