思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

大人と子どもの違いは何? 2019/01/03追記。

 どうもあびこです。

 

先日、テレビを観ていると、某クイズ番組で次のような問題が出題されていました。

 

■問題

 

「大人と子どもの違いは何?」

あなたは年下の子に質問されました。

なんと答えますか?

 

有名難関中学校の入試問題だそうです。

中学受験とはこんな問題が出るんだなと初めて知りました。

 

 

この問題に対して芸能人が様々な回答を出していましたが、それに対しての模範解答が僕はあまり納得が出来ませんでした。

 

どのような模範解答だったかと言いますと、

 

「子どもは、自分の好きなことを自由に出来る。

大人は、自分のしたいことを我慢して他人のことを考える必要がある。」

 

これが、子どもと大人の違いだといっていました。

 

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つまり、

子どもの時は、自分の好きなことを自由にしてよい。

だが大人はしたいことをしてはらなず、周囲の人のことを優先して生きていかねばならない。

という意味ですね。

 

なんだかこれでは、全く大人になりたくないなーと感じました。

 

 

自分のしたいことが出来ない=大人

 

自分のしたいことを出来ずに、働いているのが大人なんだと思われてしまっては良さがまったくないです。

 

いつまでも子どもがいいな。

大人なんて、いいことないんだなと絶望してしまいます。

 

稼ぐことは大変だ。

仕事がツラい。

など、自宅で親のグチを聞いてる子どもは結構いると思いますが(自分の家庭はそうでした)

それに輪をかけて、中学入試までそんなことを言ってしまいますと、大人に対する憧れなんてものが無くなってしまいますよね。

 

大人は経験とお金で自由を手にしている

確かに社会に出て働くようになりますと、自分が好きに出来る時間というものは限られてきて、ある程度生活が縛られてはきます。

 

ですけれども、働くことによって学ぶことも多くありますし、お金も得られるので、子どもの頃よりも自由が増えるなと感じています。

 

まず、働くことで学べるものとしては、人との付き合い方です。

年が離れている人との会話の仕方を学ぶことができます。

他には、自分の精神の保ち方、時間の使い方、仕事で覚えるスキルなど様々なものがあります。

経験や知識が増えるたびに、自分の視野や思考が広がっていきます。

色々と物ごとを子どもの時よりも複雑に考えられるようになります。

頭脳が鍛えられてくるという訳ですね。

 

また、子どもの頃は、お金は親に与えられていましたが、自分で稼いだお金となりますと自分の好きなことに遣えます。

 

そうやって例を挙げていったらキリが無いくらいに、大人だって自由があると思うのですよね。

なのに、なんだか大人はどうも不自由だみたいな印象を与えるのはよくないです。

 

自由へのパスポートとしての、教養・知識。

 

本当の意味で自由を得るためには、まずは知識が必要です。

知識がなければ、自分の狭い範囲でしか動けません。遊びの幅が少なくなります。

楽しく自由に生きるには知恵、知識が必要不可欠です。

 

それを考えると大人の方が有利です。

長く生きている分、色んなことを知っているし挑戦もしていますからね。

 

感動は、子どものほうが多くある 

 

ただ、新鮮味というか物ごとに感動する部分で考えると、子どもには勝てませんね。

なんといっても、子どもは何をするにしても、初めてですから。

 

大人は何度も繰り返している場合が多く、何の感動もえられないことが多々あります。

その点に関しては子どもの方が自由かもしれないですね。

 

 

ここからは、本記事を書いて3年経ったので追加で文章を書きました。

 

※2019/01/03追記:

大人はいつも大変なんだと思わせる戦略?

あとから考えたことなのですが、「大人はいつでも我慢して、頑張っているのだよ」というイメージを子どもに持たせるための戦略かなということ。

大変大変といいながら、ビールを片手にテレビでプロ野球観戦に興じているのですよね。

接待が忙しいといいながら、ゴルフに行ったり、飲み会ばかりに参加していたり。

子どもは、大人は大変だといっているからきっと大変なのだろうと思うしかないですからね。

 

「勉強しておかないと後悔するぞ」はずるい

あと、子どものうちに勉強をしっかりしておかないと後悔するぞ、ってずるいと思います。だって、勉強はいつからでも始められますからね。

もっと、学生時代に真面目に勉強しておけばよかったなんて言っていないで、今すぐ始めたらいいと思いますよホントに。

もう大人だから勉強する必要はないんだと言い聞かせている感じですよね。

 

会社に行っていさえすれば、それで立派みたいなことを思っているのでしょうか。

仕事って簡単じゃないですか、自分で考える必要はほとんどの場合なく、決められたルールやマニュアル通りにやっていさえすれば、それでオッケーですからね。

クリエイティビティなんてないですよ。

会社と自宅の往復のみで、あとは受動的な娯楽だけを楽しんでいますと、「子どものうちに勉強しておかないと後悔するぞ」というような言葉を遣う人になってしまいますね。

 

子どもが大人を越えてしまうこともできる

ここまでに、大人の方が経験やお金があるので、有利であり自由だとの話をしてきました。

ですが、子どもでも大人を越えられる方法はあります。

それは、インターネットを活用することです。

今は、スマートフォンさえあれば何でも調べられますからね。

 14歳で核融合炉を作ってしまった子どももいるくらいです。

核融合炉を14歳で作った天才の親がしたこと | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

プログラマーとして活躍している中学生だっています。

天才中学生プログラマー、山内奏人君 | MY FUTURE CAMPUS

 

今ではむしろ幼い頃からネットメディアに触れている子どものほうが、情報操作に長けていたりで有利なのかもしれません。

 

大人は新しいモノをバカにしないで勉強するべき

大人は、若い世代が楽しんでいることやハマっていることを、調べてみたり体験する必要があるなと思います。

感覚がどんどん古くなっていって時代についていけなくなります。

 

また、子どもにゲームばかりしてないで勉強しなさいとか、パソコンばかり触ってないで勉強しなさいとか、漫画ばかり描いてないで勉強しなさいとか言うのも間違いですね。

今はどんなことでも一定条件の評価を得られたら、それが仕事になる時代ですから。

なにか1つでも特質したスキルがあるほうが、生きていきやすい時代です。

それが今後の人生を切り拓く武器になるのですから。

 

大人はすごいってわけじゃない

30歳を過ぎてから思ったのですが、大人ってすごいわけじゃない

ただ、子どもが大きくなっただけの人が大半ですよ。

 

どうにか社会経験でごまかしているフシがありますが、しょせんは自分が勤めている会社の業務に関することしか分かりません。

 

自分の仕事以外についての知識なんて皆無ですし、世の中のことを何でも知っているなんてこともありえません。

なぜかといえば、「子どもの頃にもっと勉強しておけばよかった」の呪いを自分自身にかけて、大人になってから何かを新たに学んだりすることを放棄しているからです。ずるいですね。

 

すごい大人になるためには、子どものような好奇心も持ち続けていくべき

では、すごい大人になるにはどうしたらよいのか?

それは、子どものような好奇心を持ち続けることです。これに尽きます。

 

どれだけバカげたことでも、面白いと思えるのならやり続けるべきですし

周囲の賛同をまったく得られなくても1人で楽しんでいけばいいと思います。

それが個性となり、また強みになっていきます。

何でも答えられたり、少し変わった大人を好きになる子どもは多いです。

この人は面白いな、とかすごいな、とかを感じ取っているのでしょうね。

 

おわり

本筋から少々離れてしまいましたが、3年も経てば考え方がずいぶんとアップデートされていくものですね。

最初は、ただ単に、「大人は経験とお金を持っているから子どもより自由なはず」という思考だけだったのですが、今は経験とお金がなくてもその差を埋める手立てはいくらでもあるとう事実に気付いたわけなのです。

 

そもそも1人の人間が生涯に経験できることって本当にわずかですからね。

本や映画、ネット、他人とのコミュニケーションで、どんどん情報や知識・教養を共有していって、何人もの人間の人生を生きた分の経験を手にすることができます。

また、挑戦することをためらうタイプの人は、幾つになっても経験値もたまっていません。どれだけ若くても、トライ・アンド・エラーの回数が多い人のほうが経験の幅も圧倒的に広いですし。

そして人は、実際に試してみた結果の話を好むので、体験談・経験談は武器になります。

 

色々と考えてみた結果、年を重ねてさえいれば大人ってわけじゃないのかなーと思えてきましたね。

 

以上、大人と子どもの違いは何? でした。