思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

■ 今こそ人混みの闇の部分について語ろう



昨日は久々に都内に出かけたのだが、人混みに酔いそうであった。

こんなに大勢の人間が一箇所に集中していると、人間がただの物の様に見えてくる。
同じ人類でなく、都会の景色の一部であるかの様に思えた。

何でも多すぎると、意識しなくなるというか興味を失うのだろう。


先日キャンプの為に訪れた神奈川の山奥では、人とすれ違う度に

「あ、人がいる!」

と意識したものである。


都会の人間は冷たいというが、それは人の多さに原因があるのではなかろうか。

こうも、人、人、人となっていれば、少々のことで気にも留めないし、すれ違う相手を見ようともしない。
皆、人にウンザリしているが故に、興味を失い、目に入らなくなっていったのだろう。


目に留まるのは知っている人間だけだ。
この例が顕著に現れているのが、電車内で化粧をしている女性だ。

彼女らは、周囲の人間がまるでいないかのように、鏡に集中し、顔を作っている。
周りに人間が座っているなんて思っていない。
風景の一部位にしか捉えてないのだ。

車内で化粧をするなんてマナーがないと言われているが、仕方ないような気もする。