以前、同棲について僕は記事を書いた。
どんな内容かを軽く説明すると、
同棲生活をうまくするコツはこうだよ、とか、そこから気付いた事とかをまとめた記事だ。
そして、そのなかで、僕は家事の役割分担をする必要はないよ、と述べている。
以下引用
料理はどっちがするとか、掃除はどっちがするとか、そういう役割分担は作らないほうがいい。ルールを作ったところで、守れるのは最初のうちだけだ。どうせそのうち、あるようでないようなものになってしまう。そして、そうなった時に、約束を守ってないと喧嘩になる恐れがある。
ならば、最初から特にそういうのを決めずに、気付いた方や、時間が有る方がしたら良いと思いう。そのほうが、変に相手に期待することもなく疲れない。
分かりやすく伝えるとすると、役割を決めていると、変に縛りが出来てしまって、しんどくなるよといった感じである。
しかしどうもこの、役割を決めないってのはもっと奥が深い事に気が付いた。
■アリが教えてくれた、家事を分担する必要がない理由。
働かないアリに意義がある<働かないアリに意義がある> (メディアファクトリー新書)
- 作者: 長谷川英祐
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: Kindle版
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今回ぼくは『働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)』
という本を読んだ。その本よりヒントを得た。
まず、アリというのは働きモノというイメージがある。
よく、例えで働きアリの様に働いたとか我々は口にする。
しかし、実はそうではないのだ。
よく観察すると、働きアリの7割はボーッとしており、1割は一生働かないことが分かった。しかも、働かないアリがいることで、組織は存続できているそうだ。
なぜ、働いていないアリがいることで、組織が守られているのか?
■みんなが疲れると社会は続かない。
全員が一斉に働いていると、同じように疲労する。
みながいっぺんに働くシステムは、同じくらい働いて同時に全員が疲れてしまい、誰も働かない時間がどうしても生じてしまう。
これが、働かないアリが存在する意義だ。
常に全力でみなで動いていると、誰も動かない時間が産まれ、巣を守ることが出来ない。なので皆で、休息をうまく取り合って、アリたちは効率的に動いている。
なんと賢いのだろう。
僕は、これを家事を分担しないという話と結びつけいた。
役割を決めていると、どんなに疲れていても、与えられた方がせざるを得なくなってしまう。そう頭を固くせずに、体力が余っていたり、時間に余裕がる方が動けばいいのだ。その方が効率的である。まあ、これは別に家事に限った話でなく、何でも元気な人がしたらいいのだ。疲れている方はその間休息を取って、相手が疲れたら動けばいい。
なにも同時に働く必要は無いのだ。
■おしまい。
この『働かないアリに意義がある』という本は凄く面白かった。
アリの生態についても詳しくなれるし、普通に我々の実社会に応用出来る考え方が沢山記載されている。まれに見る良書だ。
働かないアリに意義がある<働かないアリに意義がある> (メディアファクトリー新書)
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