思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

子どもは、話を聞いてくれて、何でも知ってる大人が好きなんだよ。


何の本に書いてあったのか分からないが、子どもが言うことを聞く大人には、とある特徴があるときいた。

それはどの様なものであるか?




■子どもが言うことをきく、大人の特徴。




1.話をきいてくれる。
子どもは話を聞いてくれる人が好きだ。

たいていの大人はきちんと子ども話を聞いてあげず、ハイハイと流してしまう。

また、聞いていても、すぐに口をはさんだり、説教がはじまったりする。
そんな大人に対して、子どもはもう話すまいと心に誓うだろう。

なので、無口な子どもってのは、親があまり話を聞いてあげてないのかもしれない。
どうせ、話したって無駄だと思っているからだ。


2.物知りである。
子どもは何でも知りたがる。
何か一つ見るたびに、「なんで?なんで?」となんでなんで攻撃がはじまる。
その際に何も答えてあげられなかったり、適当に答えるにしても何にも面白みも知性も感じない様な返答であれば、「この大人はバカなんだな。話を聞くのは無駄だな」と思われてしまう。

そう認識されてしまうと、もう言うことはきかなくなるだろう。

子どもは、色々教えてくれる大人が大好きだ。
まだ、知っている世界が狭いから、どんなことでも新鮮に感じる。そして純粋な疑問をもつ。

その知的探究心を大人がつぶしてはならない。
もし、本当に分からなければ、今はインターネットで手軽に情報がある程度は集まるのだから一緒に調べてもいい。
それが、話を聞いてくれるにも繋がると考えられる。


■おしまい。
自分の祖父のことを思い出した。
話を聞いてくれ、色々と多趣味であった祖父。
今思い返せば、割と言うことを聞いていたかもしれない。

さて、僕は大人になったいまでも、話を聞いてくれて、物知りである人物には惹かれてしまう。
なんて面白い人なんだろうと、交流を持ちたくなる。きっと誰だってそうだとは思うが。
話をきかなくて、何も知らない人とか何の魅力もない。話すのは時間の無駄だとさえ感じてしまう。
手厳しいようであるが、それが現実だ。


■今回の記事と関連する本を紹介します。

孫物語

孫物語




『孫物語』
エッセイスト、冒険家の椎名誠氏の作品。
孫との日常をつづっている。
世界中を渡り歩き続けた、椎名氏の頭の中には、一生掛けても語りつくせぬほどに面白いエピソード、知識が詰まっている。
それを優しく孫たちに語り聞かせるのだ。
また、孫たちの話をしっかりと聞いてあげ、対等な立場で話をしている。
まだ小さい子だからと、あなどったりはしていない。
さすがだなーと感じさせられた。
そして、もちろんの如く孫たちは、椎名氏の言うことを聞いている。素晴らしい。

孫物語