思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

【初心者向け】面白かったSF映画を紹介【厳選6本】

 

ぼくはこれまでSF(サイエンス・フィクション)というジャンルに馴染みがなかった。

スター・ウォーズやET、ターミネーター、バックツーザフューチャーなど、有名どころはテレビで何度も放映されているので観てはいたが、自分から積極的に観ることは無かった。

だが、ここ最近、続けて観てみると、とてつもなく面白いではないか!

というわけで、今回は、2015年に観て面白かったSF映画をどどんとまとめて紹介したい!

 

2015年に観た、めちゃくちゃ面白かったSF映画6選。

 

最初からクライマックスだ!最後まで走り抜ける、トンデモ映画!

 『マッドマックス・怒りのデスロード』

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マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

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あらすじ。

資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックス(トム・ハーディ)は、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らわれ、深い傷を負ってしまう。

そんな彼の前に、ジョーの配下の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの謎の男、そしてジョーと敵対関係にあるグループが出現。マックスは彼らと手を組み、強大なジョーの勢力に戦いを挑む。

 解説・あらすじ - マッドマックス 怒りのデス・ロード - 作品 - Yahoo!映画より

 

この作品をSFジャンルに入れてしまっていいのかは、疑問が残るところだが、是非とも観てもらいたいので、紹介することにした。

世界観としては、世界が一度滅んだあとの話であるので、世紀末系、地球終焉モノとなる。リアル北斗の拳といったところだ。

出だしから、ぶっ飛んでいて、おいおい、このテンションで最後までいけるのかよと不安になったが、そんな心配をする必要など微塵もなかった。

次から次へと難題が登場し、それをぶち破っていくマックスたち。

これは激しくオススメしたい。最後まで観れば、なかなかにヘトヘトになるため、気合を入れて挑戦してくれ。

 


映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』予告2【HD】2015年6月20日公開

 

攻殻機動隊のような世界観にシビレてしまう!素晴らしき浮遊感漂う、脳内世界!

『インセプション』

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解説。

『ダークナイト』の気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。主役を務めるのは『シャッター アイランド』のレオナルド・ディカプリオ。物語のキーマンとなる重要な役どころを『ラスト サムライ』の渡辺謙が好演する。斬新なストーリー展開と、ノーラン監督特有のスタイリッシュな映像世界に引き込まれる。

 

あらすじ。

コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。

 

カッコ良い、カッコ良すぎる。登場人物、世界観、設定。全てがヤバイ。

主演のディカプリオも素晴らしいが、何より渡辺謙が良い。この映画に合う日本人は彼しかいなかったであろう。人の記憶、夢の中に潜り込み、気付かれない内に戻らなければならないという、緊張感ただようストーリーは一時も目が離せない。観るなら、必ずトイレを済ませてからにして欲しい。

日本のSFアニメ『攻殻機動隊』で、人の脳内をハッキングし、データを盗むために、頭脳サーバーをさまようという話が度々出てくるのだが、それを彷彿させてくれた。

(攻殻機動隊の世界では、人間は脳を電子化しネットワークとアクセス出来るようなしくみとなっている。)

 

 


映画『インセプション』予告編

 

大切な人を守れ!記憶の園を逃げ惑う二人に涙をするだろう!

『エターナル・サンシャイン』

 

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解説。

『マルコヴィッチの穴』『アダプテーション』の脚本家、チャーリー・カウフマンの最新作。監督は『ヒューマンネイチュア』のミシェル・ゴンドリー。お互いを忘れるために記憶除去手術を受けるカップルに、『マスク』のジム・キャリーと『タイタニック』のケイト・ウィンスレット。交錯する時間軸のヒントとなるケイト演じるクレメンタインの髪の色は要チェック。

 

あらすじ。

ジョエル(ジム・キャリー)は、別れた恋人・クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が自分との思い出を消すために記憶除去手術を受けたことを知り、自分もその手術を試すが……。

 

おいおい、SF映画の紹介を見に来たのに、恋愛映画かよ。興味ないんだけど、とかつれない事を言わないで、是非とも観てもらいたい作品だ。

ストーリーとしては、失恋をして、彼女の記憶を消すために、記憶除去手術という怪しい手術を受けるという話。テレビドラマの「世にも奇妙な物語」にでも出てきそうな感じであり、なんだか平凡そうだなーなんて思わないでもらいたい。

これは、いい意味で、期待を裏切ってくれる映画だ。ストーリーというよりも、その映像に注目してもらいたい。なかなかサイコな仕上がりとなっていて、監督はドラッグでもやりながら作ったのではないかと疑いたくなるような、独特な仕上がりとなっている。鳴り止まない不協和音や、どんどん壊れていく薄気味悪い世界に、思わずウットリするだろう。

 


エターナル・サンシャイン

 

 ふざけ過ぎているが、至って真面目な優等生映画!2015年における最高傑作!

『LUCY/ルーシー』

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解説。 

『レオン』や『ニキータ』などクールなヒロイン像を打ち出してきたリュック・ベッソン監督と、スカーレット・ヨハンソンが初めて組んだアクションスリラー。体内に埋め込まれた特殊な薬が漏れたことで脳機能が驚異的に覚醒し、人間離れした能力を発揮し始めるヒロインの暴走を描く。通常は10パーセント程度しか機能していない脳が、100パーセントへ向かって覚醒していくヒロインを見守る脳科学者役に、オスカー俳優モーガン・フリーマンがふんする。

あらすじ。

マフィアの闇取引に巻き込まれたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、特殊な薬が入った袋を体に埋め込まれ運び屋にされてしまう。しかし、体内で薬が漏れたことで彼女の脳機能は驚異的に覚醒。脳科学者ノーマン博士(モーガン・フリーマン)が見守る中さまざまな能力が超人的に目覚める一方、少しずつ人間性が喪失し、自らを制御できなくなっていく。

ぼくはこれを2015年度における一番の作品だと思っている。SFというジャンルにこだわらず、全ジャンルにおいてもこれを差し置いてはおけない。

マフィアに捕まった主人公:ルーシーは、薬の運び屋として体内に、袋を埋められる。その輸送の最中にアクシデントに見舞われ、袋が破れてしまう。

薬の成分を身体が吸収したことにより、脳が覚醒され、脳の使用率100%を目指し、活性化されていくのである。

この設定だけであれば、至って真面目な映画という感じだろう。

だが、演出がふざけにふざけきっていて、笑いが止まらない。制作側にそんな意図があったのかは知るよしもないが、「おいおい、なんだこれは」とツッコミを入れつつ、ニヤけてしまうこと間違いなし。少々、ネタバレになってしまうが、物語の初めにちょろっとしか出てこなかったマフィアのボスが、最後に急に出てきて、いきなり殺される。

ずっと、出てきてなかったのだから、殺さずに終わらせてあげてもよかったじゃないかと言いたくなってしまった。


映画『LUCY』インターナショナルトレーラー

 

何度でも蘇るヒーロー!!スーパーマリオよりもしぶといぞ!

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

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解説。

 作家・桜坂洋のライトノベルを、トム・クルーズ主演で映画化したSFアクション。近未来の地球を舞台に、ある兵士が戦闘と死をループしながら、幾度も戦闘するうちに技術を身に付けていくさまを描く。監督は、『ボーン・アイデンティティー』『Mr.&Mrs. スミス』などのダグ・ライマン。主人公と共闘する特殊部隊の女兵士には、『プラダを着た悪魔』などのエミリー・ブラントがふんする。トムらしいバトルシーンはもちろん、日本の小説がハリウッド大作として派手に活写されていることにも期待。

 

 あらすじ。

近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界にとらわれ、戦闘と死を繰り返す。そんな中、特殊部隊の軍人リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)と出会ったケイジは、彼女と一緒に何度も戦闘と死を繰り返しながら戦闘技術を向上させ……。

 地球へ侵略してくる未知のモンスターと闘う!正にSFアクションの王道といった感じのストーリーである。ただ、ちょっと変わっているのが、主人公が何度も、何度も死にまくるということだ。そして、一度死ぬと、またスタート地点に戻ってしまう。タイムループの世界に入り込んでしまったのである。中盤まで、うまくいっても、一つのミスで命を落とし、また振り出しに戻る、ウィリアム(トム・クルーズ)。その死に方が不謹慎ながらも結構笑えてしまう。テレビゲームのスーパーマリオで言うところの、敵のクリボーにやられたり、溝に落ちたり、といったレベルのものが多く、なかなか先に進めないのである。

だが、安心してもらいたい。ずっと同じ映像ばかり見せられるというわけでなく、きちんと話はすすむので、是非とも観てもらいたい。

 

 


映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』特報

 

 宇宙の神秘に迫る!遥か何万光年も先の空間には、このような事実が待ち受けているのか!

『インターステラー』 

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解説。

 『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が放つSFドラマ。食糧不足や環境の変化によって人類滅亡が迫る中、それを回避するミッションに挑む男の姿を見つめていく。主演を務める『ダラス・バイヤーズクラブ』などのマシュー・マコノヒーを筆頭に、『レ・ミゼラブル』などのアン・ハサウェイ、『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインら演技派スターが結集する。深遠なテーマをはらんだ物語に加え、最先端VFXで壮大かつリアルに創造された宇宙空間の描写にも圧倒される。

 

あらすじ。

近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。

 これは正統派かつ濃厚なSFモノだ。この時代では、地球は資源、食料が底を尽き、もはや人類が生きていくことは不可能となっている。そうなれば、宇宙空間にあらたな第二の地球を見つけ出すしか、人類が生き残るすべはなくなる。その新たな星を見つけ出すべく、主人公:マコノヒーは旅立つ。果たして、その結末はどうなのかは自分の目で確かめてもらたい。終盤に進むにつれ哲学的要素が強くなり、生きる、ことについて改めて考えさせられた。

物理学、宇宙論において、人間原理という分野が有る。それを一言でいえば、宇宙は人間を作るために、存在しているという話だ。宇宙を含め、全ての自然界に存在する法則の数値がすべて、人間のような知的生命体が誕生するのに適した値となってるそうだ。それが少しでも狂っていれば、我々は存在しない。我々は、宇宙の意志によって生かされているといってもいいだろう。この映画を観ていると、そういったことも考えさせられた。

また、実際の論理に基づき、宇宙空間、ブラックホール等を、映像化したという力作でもある。これは近い将来、我々に本当に起きることなのではと思わせるほど、リアリティ溢れる作品だった。とにかく映像が素晴らしいので観てもらいたい。出来れば、ブルーレイがいいだろう。


映画『インターステラー』スペシャル映像【HD】2014年11月22日公開

 

 

おしまい。

 SFは素晴らしい。我々の想像力・知力の全てが詰まっている。

将来、ここまでに紹介した映画のような未来が訪れるかもしれない。

この世のことは全て予測不可能であるが、それを想像してみることで未来を作っていくのである。