昨晩は映画を観てきた。
2/5に公開したばかりの『オデッセイ』が観たくてたまらなかったからだ。昨年の夏前頃に小説を読んでいたので、映像でも観たくなった。
『オデッセイ』とは、火星に誤って取り残された宇宙飛行士ワトニー(マットデイモン)が主人公のSF作品だ。
数少ない食料、設備をフルに活かして、迎えが来るまでどう生き延びるかを描いた、サバイバルものである。
設定的には絶望感しか無いが、常に前向きに考え、一時も陽気さを忘れることなく、あらゆる課題に取り組んでいくワトニー。
これはあくまでフィクションだから、そう前向きに考える主人公を描くことが出来るのであって、現実ならば到底そうは思えない。そう考える人が多いであろう。
だが、もし仮にそういう事態が現実に起きた時も、それ位のポジティブさを失わない人だけが生き延びるはずだ。
マイナスなことしか考えれない人は、目の前の解決すべき事象に対し、無理であるとすぐに決めてしまうために、すぐに死ぬだろう。
さて、久々に映画館で観たのだが、やはら家で観るのとは違う。正規料金で観ると新作レンタルの三倍くらいの値段にはなるが、観たい映画は映画館で観る方がいい。
まず、特別感がやはりある。
部屋で観ていると、くつろげるが映画に集中出来ない。ケータイもいじれるし、家のことを途中でしたくなってりする。映画館だと、映画を観るしか選択肢が無いので、じっくり観れる。あと、真っ暗になるので、自分が今どこにいるかなど意識することがない。
コストパフォーマンスだけを考慮すれば、家で観るのが一番なのだが、イベントの一つとして映画館で観るのは楽しいものである。
ちなみに『オデッセイ』なのだが、映画を観て面白ければ、ぜひ小説の方も読んでもらいたい。
映画だと、割とさっと話を流した部分が多く、細かい話が出てない箇所がある。中盤で、ワトニーがNASAとどうにか連絡通信を取ろうとするのだが、そこの苦労ぶりは小説の方が楽しめる。
まあ、映画も小説も両方観てもらいたい作品だ。