働く人にとって必要とされる能力は何であろうか?
仕事をすぐに覚える力であろうか。記憶力。
豊かなアイデアを産みだす企画力やら発想力であろうか。
すぐに動ける行動力であろうか。アクティブな。
そういうのは確かに必要であるが、無難に大人しく地味に過ごす力が大切だと思う。
なんだそれは。そんな目立たずにひっそりと働いていては陽の目を見ることもなく、うだつのあがらない駄目社員で終わりだろうに。と思われるかもしれないが、それくらいでいいんじゃないかと考えている。真面目に。
目立つ社員は良くも悪くも、働きづらい。
ちょっとしたことですぐに噂を流されるし、敵を作りやすい。
めんどうな仕事を押し付けられる確立も高い。いじめられやすい。
こういったことが考えられる。
ひっそりと地味に生きていると、変な噂を立てられることもない。
めんどうな飲み会や会合に連れて行かれることもない。
いいコトだらけである。
そういう生き方をする上で、一つ大切なことがある。
それは、会社のルールはしっかりと守るということ。
仕事のミスは誰にでもあるが、基本的なことを守るってのは意識していれば誰にでも実践可能だ。
遅刻をしない。提出物は期限を守る。嘘をつかない。分からないことは分からないと正直に申告する。
このような当たり前のこと。これらを大切にする。
それだけしておけば、あとはもう自由だ。
ひっそりと過ごしていればいい。誰にも文句を言われることもないだろう。
たまに何かの流れ弾があたって、めんどうなことに巻き込まれることもあるかもしれない。それは運が悪かったで片付けていい。
理不尽に怒られたり、注意を受けたとしても、「申し訳ございませんでした」と謝っておけばいい。それだけでいい。
そうするとまた、平和な地味な毎日を迎えられる。
働く人にとって必要な能力をまとめるとするなら。
必要なのは、
地味に生きていく力。
それを実践可能にするために、
会社のルールを守る。素直に謝る。当たり前のことを当たり前にする。
となるであろうか。
そんなことを考えながら働いている。