何処で買ったの?なぜ、それを買った。お金の遣い方を勉強したほうがいい。これくらい言われるとすごく嬉しかった。
よし、やった意味不明な服を買ったぞ、着てやったぞ。と。
もう何がなんだか分からない。何を目指していたのであろうか。
その当時、おかしな音楽(ノイズミュージック)にどハマりしていた為に、ちょっと薬で頭がいってしまったんじゃないですかねえ的な服に憧れていた。
腐ったサブカル的な世界に夢を見ていた。
ハードコアになりたかった。
と、そんな具合に、洋服を買うのは楽しいーと4年間過ごした。
で、それから5、6年ほど?経過した現在では洋服に全くもって関心がない。
ないと言っても、それなりに良い服は買った。シンプルかつスタイリッシュ的な、ずっと使える系の洋服である。
それらを一通り、全シーズン揃えたためにもう買う気になれないのだ。
そんなお金があれば、美味しいモノが食べたいし、本を買いたいし、旅行したい。とかそんな感じ。
そのためほぼ毎日同じような服を着ている。というか年中似た服を着ている。
だが、誰も気付いてないだろう。他人の服なんてみんなそんなに関心はナイ。結局、自己満の世界だ。
しかし、恋人からはしきりに新しい服を買って着て欲しいと言われる。
興味が無いのだ。興味が無いのだから許して欲しい。どこの店をおとずれようとも、欲しいなんて微塵も感じない。思えない。タダでくれるなら、着てやってもいいかなぐらい思ってる。何を言っているのだ。
また、かつてのように洋服に興味が湧くことはあるのだろうか。しかし、そんなものが再発してしまっては困る。お金が一瞬にして底をつくだろう。
美味しいモノが食べれないし、本も買えなくなるだろう。なんといっても、給料が安いからね。