思考拡張日記。

日々感じたこと、学んだことを文章にしています。

ビジネス書が社畜を苦しめる。


ビジネス書を読んでワークをこなしていくことで人生がうまく回っていくなどは、幻想に近い。

いや、実際にうまくいきましたよという人もいるであろうが、それが万人に共通するかといえば異なる。


書店に並ぶビジネス書は、雇われ人たちに変に夢を与え、自由になろうよと囁きかける。
その声に誘われるがままに勤め先より飛び立とうとし、ビジネス書を買い漁る。セミナーに参加しだす。そうやってビジネス書界に食いものにされてゆく。

かくいう自分もどっぷりとハマり読み漁っていた時期があった。しかし、読めば読むほどに結局のところどれもこれも似たような結論に至って、プロセスは異なれど終着点は同じなのねと理解した。

また変な決め付けが強い書も多く、提唱されている考え以外を持つものは負け組である、敗者であるとの見方まであり、どうも怪しい雰囲気はある。

具体的な話に見せ掛けた、内容の無い格言もどきや極端なサクセスストーリーたちが、夢を見せてくる。

そういうのに感化され、変に目をギラギラさせたノマド志望の若者たちが多量に生み出される。


今自分がいるところ、自分が楽しいと思っていることに特に疑問や不満を抱いていないのなら何も気にすることは無い。

ビジネス書たちは不安を煽ることが好きで、現在の生活に無理矢理不満を持たせにかかってくる。どうです、苦しいでしょう?もっと自由になるべきです。さあ、今から変わるのです。などと言いながらすり寄ってくる。小賢しい奴らだ。

ビジネス書なんぞ今すぐ燃やしてしまえ。
焚書にしましょう。