一つは、表層言語。
もう一つは、深層言語。
まず、表層言語は、普段我々が日常において使用する、コミュニケーションを図るために用いる言葉を指している。
続いて、深層言語。
これは言葉ではあるが、意味の通ってない、心の中にあるモヤモヤをそのまま現したような言語のこと。
現代詩人の谷川俊太郎氏による解説。
言語学の用語で表層言語と深層言語という分け方がある。表層言語というのは事務的な文章とか、我々がこうやって交わしている言葉、つまりコミュニケーションを目指した意味がある言語のこと。
一方、深層言語というのは自分の意識下にモヤモヤしていてまだ言葉になってないけど、それをうまく取り出せば意味が明確になるかもしれないもの。
なるほど、なるほど。
まあ、普段、我々は特段意識しているわけではないが、表層言語しか使用しない。
だが突如、ぽっと深層言語を使っているのではないだろうか。
なんかよく分からないけど、言いたいことは分かるみたいな時は深層言語なんだろう。
自分の中から、うまく取り出せてないので意味は伝わりにくいが、そっちの形のままの方が強い主張を感じるということは大いにある。
仕事においては深層言語ばかり使っていては、怒られるだろうが、それ以外であれば深層言語でコミュニケーションを図るという遊びを楽しむのもいいと思える。
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