昔からどうでもいい話は得意だ。
肝心な話とか仕事の話とかは全然興味がない。
覚えないし、何か質問はとか聞かれても知りたいことが本当に何もないので特に言えない。知りたい欲求が極限までに高まらないと質問しない。
今言われても困るんですがというのが本音で、じっくり考えてからにしてもらえますかねそういうのはと言いたくなる。
あの時、何も言わなかったじゃないかとか言われるのが一番心外である。まだ、その時点では何も感じなかったのです、と素直に伝えたくなる。
学生時代も授業中とか本当に何も発言しなかった。特に聞きたいことが無かったからだ。
突然新たな情報を渡されて「はい、どうですか?」とか言われても、知るかよって感じである。
反して、他人からしたら心底どうでも良いようなことに対しては話が上手い。実にくだらないことを面白いエピソード風に仕立てあげたり、絶妙な間の取り方で笑わせたりが得意だった。面白いことをするぞと意気込んでいた訳でなく、普通にしていてもそういうのが本当に周囲の者よりずば抜けていた。勉強は一切出来なかった癖して、そういうセンスはあったなと思える。
今も仕事のことになると、さほど興味が湧かない。湧かないという基本はどうでもいい。ただ与えられたことをこなしてお金さえ頂ければよいです、というスタンス。なので、意欲的に働いている同期とか見ていると偉いなと感心する。で、結局自分は学生時代の頃のままであり、どうでも良いエピソードに関してだけ饒舌。多分、バカなのだろう。仕事のこととかは話せないくせしてそういう時だけ盛り上がるってのはどうもダメな気がする。まあこれはもう昔からの癖というか習慣なので今更どうのこうの言ったところで変化は訪れない。
もっと真面目な人間にならなければならないのだろうか。