休日に人の多い場所に出掛けるのが苦行でしかない。
うわぁーと縦横無尽にゴミのような人の渦が蛇行する空間にいると心が荒み、頭に血がのぼる。
一気に体調も心の具合も悪くなり、どうにも息苦しい。
どこかのカフェへ逃げ込んで心を落ち着かせるも、それはこの街の策中に掛かっているようで腹が立つ。
人間の数に疲れたでしょう?どうです、このオシャレな空間で一息入れませんか?ゆっくりしておいでなさい、と思惑通りに動かされてる感が嫌いだ。
だが、都会の街においてそれ以外の選択肢が無い。仕方がないので、心が休まらないような、高額の飲み物とオヤツを買って席につくことになる。
ああ、自然に還りたい。人間以外の生物と交流したい。そう思いながら過ごす羽目になる。
そんなわけで異性との外出などにおいて、都会の街で買い物なんてイベントが自分には向いていない。 楽しみ方が分からないし、そもそも行きたくない。
だが、普通の人はそれが楽しいのだろう。
都会は醜い。