複数の居場所を確保することが、世の中をうまく立ち回っていくためのベストな手法であるようだ。
同じ人間関係のみの閉鎖的空間に閉じも凝っていると、イジメや不穏な空気になりやすい。
居場所があればあるほどに、一箇所に依存する必要性が低くなり、どれか1つ居場所が潰れたところで、他の所に行けばよいので心の安定が図れる。
【目次】
家と学校だけとか、家と会社だけの往復ではダメ
ダメと言い切ってしまいました。
はい、ダメだと思いますね。
あと、2、3は場所を増やしたいところ。
家も学校も職場も固定的なメンバーで、
とても閉鎖的な空間である。
一度、居場所を失ってくると回復するのに凄く労力が掛かる。関係性がこじれたりすると逃げ場もない。
流動的空間を見つける
澱んだ空気や水は衛生的に悪いし、心身共に病んでくる。
なので、変化が常に起きている場所を見つけよう。
見つける手段としてはインターネットが最適。
ネットを利用して新たな大地を見つけ出そう。
いいと感じたもの
- 趣味のコミュニティ
まず、いいなと思ったのは趣味のコミュニティである。
自分は本が好きなので読書好きの人々が集まるコミュニティに属している。最近は参加出来ていないのだが、日程が合えば出るようにしている。ある程度はメンバーが決まっているが、増えたり減ったりと、流動的なコミュニティとなっている。
自分の好きなことであれば、どんなに口下手でも少しは会話に参加できるので良いと思う。
- ゲストハウス
ゲストハウスとは、バックパッカー向けの安宿のこと。安宿というと、なんだか小汚いイメージがあると思うが、そんなことはない。
一泊3千円くらいで泊まれる安宿だけど、綺麗でオシャレな所が多い。
ただ、同じ部屋に複数人で寝泊まりすることになるので、知らない人たちと寝るのに抵抗がある人はキツイかもしれない。
海外の人々と交流出来て、英語の勉強にもなる。
日本人の人も大勢泊まりにきているが、結構特殊な仕事をされている方も多く、話を聞いていて飽きない。
フリーランスで働かれている方が多かった。
同じ宿に泊まりに行っても、毎度宿泊の人々は変わるので、これも流動的な場所となり、楽しい。
全国のゲストハウスを紹介している書籍
ゲストハウスガイド100 - Japan Hostel & Guesthouse Guide -
ゲストハウスに泊まろう (旅行ガイド)
- オフ会。飲み会。
ネットで探せば、街コン的なオフ会や飲み会は結構見つかる。
どんな人間がいるか分からないので、ちょっとハードルが高いし、そもそも人間的方向性が一致している人がその場にいると限らないので、参加して失敗したと思うことも度々あるだろう。
だけど、こんな人間もいるのだなと、観察する場としてはいいかもしれない。
ある程度、自分の趣味と合致することをテーマに掲げている集まりを選んだほうがいい気はする。
- TwitterやブログやSNS
ネットからリアルに繋がる場所ばかりを探すのでなく、ネットで済ますというのも手である。
ネットこそ流動的であり、常にメンバーは入れ替わっていく。
少しでも興味を持ったり、共感した相手と積極的に絡んでいくスタイルで良いと思う。
ROM専に徹するのもいいが、少し能動的に動いていくだけで、話が広がっていく。
結構、ネット上は受け身の人が多いので、話かけてあげると喜ぶ。
といいつつ、自分自身も受け身なので、うまく話かけることが出来ていない。
他には、試したことはないがシェアハウスに住むという手段もありだと思う。
家族と暮らしていくのとは違い、メンバーが入れ替わっていくので流動的である。
居場所が少ないと、人に嫌われることを極端に恐る
グループから仲間外れにされたら、もう生きていけない!みたいな空気が、学生時代の女子たちの間ではあった。
リーダーに気に入られるように頑張るみたいな感じ。
居場所が少ないと、失わないために必死にすがりついていこうとしてしまう。
そんな感じで生活していても、楽しくなさそうだけど、そうするより他がないのだ。
もし、複数箇所あれば、別にまだ楽しい所を知っているから、どれか1つがダメになってきても別にいいやと割り切れる。
頑張らずに増やしていこう
急に居場所を増やそうと頑張り過ぎると、うまく出来なかった時に、「なんて自分は生きるのが下手なんだ。人間に適していない、もうダメだ」と落ち込む可能性が高いので、気を付けよう。
焦らず、じっくりと自分に合う所を探そう。
手始めに、Twitterでも登録してみるのがいいのではないだろうか。気になるワードで検索を掛けてみて、面白い人が見つかったらフォローしていこう。
おまけ
【居場所を探すのにオススメの本】
『持たない幸福論』pha著 幻冬舎出版
持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/05/26
- メディア: 単行本
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元日本一のニート、phaさんによる生き方の指南書。phaさんは自分の居場所を見つけるためにシェアハウスを運営して、複数人で生活している。
この本に、居場所の作り方という章がある。
居場所というのは「安心して居られる場所」「自分はここにいてもいいんだなと思えるような場所」のことだ。
人は居場所があれば生きていけるし、社会のどこにも居場所がない状態になってしまうと、事件や問題を起こしてしまう。
作り方の題目だけを箇条書きだけでまとめてみる。
- 複数の場所に顔を出す。
- 合わない人とは棲み分けをする。
- 人の流動性を保つ。
- ゆるさを保つ。
- 自分が主催者になる。
- 空間(ハコ)をキープする。
- 用がなくても気軽に集まれるといい。
- みんで一緒にすることがあるといい。
- 人の悪口はほどほどにする。
- 滅びたらまた新しいのを作ればいい。
詳しくはぜひ、本書を読んでみて下さい。
シェアハウスに興味のある人は、この本がオススメ。
実際にシェアハウスに住まれている人たちが書いた本。どんな暮らし方をしているのか、トラブルは無いのか、といったことが分かる。
終わり。